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“餡の入った茶饅頭の天婦羅”なのです。しかし断っておきますが、これは観光客目当ての珍商品ではありません。

これは“大いなる存在に対する畏敬の念が具現化したもの”であり、会津若松の生活に根ざした伝統的な食べ物なのです。




【饅頭の天婦羅を歴史的に解析する】








昔は甘いものは非常に貴重だったので、なにかの折に饅頭を手に入れたときは、まずは神棚に捧げたようです。

当然、人の口に入るまでには日数がたち傷んでくるので、食べる際に天婦羅にした、というのが始まりだと、最初教えてもらいました。さらに揚げることによってより餡のシットリ感やコクのある甘みが増してくるという予期せぬ効果もありました。

実はこの「饅頭の天婦羅」、会津若松だけでなく、長野県の伊那市でも名産品して存在します。ただし伊那では呼び名が「天婦羅饅頭」と倒置されるので注意です。

会津若松では あくまでもコレは「天婦羅=人が食べる食材」であり、 伊那では「饅頭=神事に用いる食材」だというわけです。

この“饅頭を天婦羅にして食べる文化”ですが、歴史を調べてみると結構面白い結果が見えてきました。

江戸時代に伊奈市(高遠藩)を治めていた保科正之は、三代将軍家光の異母弟であることが判り、格上げとして会津若松二十三万石へ転封されたのですが、この時いっしょに「饅頭を天婦羅にする文化」までもが継承されたのでしょうか。

さらに、この保科正之には「ソースカツ丼にも関わっている」というワタシの学説があるのです。是非、コチラ もお読みくだされ。

【ニートに悩む親が最後に頼る湧水】


饅頭の天婦羅を食べたお店の近くに『強清水』(こわしみず)という『ふくしまの名水30選』にもなっている湧水がありました。

そしてこの『強清水』には次のような伝説が残っていたのです。

「息子が怠け者ゆえいつまでも家が貧しいながらも、自らは働き者の父は、 金が無いので大好きな酒が飲めなかったので、山仕事の帰りにこの強清水の水を飲んでは、酒を飲んでいる気分になって酔ったつもりになっていた。 そのことを知った息子は自分の非を改め、その日以来、真面目に働くようになった」

まるで“ニートを持つ親に流行りそうな話”じゃないですか。そのうち『強清水』は“ニートが治る水”とか呼ばれそうですねぇ。



参考サイト:元祖 清水屋
Original Shimizu shop

ソースカツドンのルーツを考える(けさらんぱさらん研究所ファイル)
KesaranPasaranLab Files


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「けさらんぱさらん」は「理系おやじ」のための「不思議発見」サイトです。ビワの木に生息する謎の生き物「ケサランパサラン」についての研究論文(笑)も掲載されています。