【とんとんめを知っているか?】

『とんとんめ』の正式名称は『アントクメ』で、これは『壇ノ浦の戦い』で入水した『安徳天皇』に由来しているようだ。天皇の名を冠した食品というのもなんか凄い感じだ。

取れたての『とんとんめ』は『黄褐色』をしているが、調理する前に熱湯に潜らせると素晴らしい『緑色』になる。ボクも実際に見たことがあるが、その変化たるや実に神秘的なのだよん。

で、緑色になったやつをまな板に乗せ、包丁で「トントン」と叩くようにして刻むことで、粘り気と風味を出していく。『とんとんめ』の由来はここにあるのだ。

とんとんめの最高の食べ方の一つ。ご飯の上に『イカそうめん』を乗せた『イカ丼』に、ネギと鰹節と混ぜた『とんとんめ』の乗せてカッ込むのだ♪

富士山を望む絶景の駿河湾。とんとんめはここで獲れる! 更に駿河湾はこのサイトでも紹介している『桜海老』や『みるくガニ』の産地でもあるのだ。凄いぞ駿河湾。


【流れモノより剥がしモノ】

『とんとんめ』は海岸から離れた岩場に生息していている。 波によってそこから剥がされ海岸線にまで流れてくるものもあるが、この『流れモノ』は味が落ちるのだとか。やはり美味しいのは人が潜って岩場から剥がしてきた『剥がしモノ』らしい。

しかしこの『剥がしモノ』、海岸から離れた岩場に行き、そこに潜って採集するには、高度な技術と体力が必要なため、現役の『とんとんめ師』は極端に少数で、 ある方からは「ベテランと呼べるのは一人だけ」という意見もでてきたくらいだ。

これはなんとかせねばならない。そうじゃないと新鮮な『とんとんめ』が食べられなくなってしまうではないか。

あ、ちなみに『流れモノ』『剥がしモノ』や『とんとんめ師』という言葉は ボクが今、勝手に作った言葉 なので、恐らく現地では通じないと思いますww