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東京タワーの足元のビル(フットタウン)に1970(昭和45年)に開館した蝋人形館が 2013年9月1日をもって閉館されてしまいました。

マニアックな蝋人形が展示されていることで、東京数奇マニア(今、作った言葉)にはお馴染みの 施設だっただけに残念でならないです。また一つ、昭和が無くなってしまったなぁという感じです。




【オーナーの思い入れの強さが生んだカオスな空間】



行方不明だった王女様が、サル風宇宙人に連れ添われて駅馬車で帰ってきた風景でしょうか。宇宙を旅しているはずが、実はそこがローマだと気がついたときの「ローマ、ローマです」というセリフが有名です。



なんの脈絡も無く魔人リッチー・ブラックモアが登場。恐らくオーナーの単なる趣味でしょうけど、あまり似てない・・・。



たぶん「E=mc^2」で有名になり、「宇宙項」で後悔した方ただ思います。


この蝋人形館の開設時期を改め知り驚いたのですが、ボクがこの蝋人形館に最初に訪れたのはまさに開設直後だったようです。小学校低学年のときに母親に連れれて来たのですが、ものすごく混雑していたのを今も覚えています。

当時はまさに高度成長時代のはしり、「人類の進歩と調和」が声高らかに謳われていた時代でした。いまでこそスカイツリーに追われその影が薄くなってきた東京タワーですが、当時は間違いなく東京の、いや、日本のシンボルだったのです。

そしてそんな輝かしい場所に、この蝋人形館はあったのです!

閉館になると聞いて改めて訪ねてみましたが、かなり雑多な展示状態に驚きました。ほとんど説明も無い状態で、マリリンモンローやアインシュタイン、宇宙飛行士の毛利さん、サルの惑星のサルなどが「並べて」展示されているのです。まさに昭和のカオスを感じさせてくれますねぇ。

いきなり壁に“オゾマシイ拷問部屋”が覗き見できる穴が開けられていたり、オーナーの趣味だけで揃えられたようなマニアックなロックスターたちが並んでいるのですが、その節操の無さがとても良いのです。

なぜかレオナルド・ダ・ヴィンチものだけは2種類、しかもかなりスペースを割いて展示してある(「最後の晩餐」と「モナリザを描いている風景」)のです。恐らくオーナーはダ・ヴィンチファンなのでしょう。

現在の博物館・美術館のほとんどは「テーマに基づいた展示」を当たり前のように実行していますが、本来、コレクションとはこういう雑多なものなのかもしれません。

今回、この蝋人形館を見て回りながら「知識に束縛されないありのままの驚き」を感じることができたような気がします。

閉館後はスカイツリー近辺で復活するなんていう噂も聞きましたが、是非、この昭和カオスの香りを残したまま復活して欲しいものです。



つちのこと共存する村

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ダチョウは凄い、速いし美味いし怖いし
「けさらんぱさらん」は「理系おやじ」のための「不思議発見」サイトです。ビワの木に生息する謎の生き物「ケサランパサラン」についての研究論文(笑)も掲載されています。