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「三十三間堂の佛たち」より


東京から4時間(新幹線使用)

30分程度

★★★★(圧倒的な虚無間に包まれる)

★★★★★

改めてデビルマンは名作だと感じた!


先日訪れた京都で立ち寄った『三十三間堂』の“整然と立ち並ぶ金色の千手観音立像”を見た瞬間、 ボクの脳裏には『デビルマン』のラストシーンが浮かんできました。
ボクには『人類救済の千躯の千手観音立像群』と『悪魔を滅ぼしに飛来した天使の軍団』 とが無関係とは思えないのです!




『三十三間堂』と『天使の軍団』は関係あるのか




「デビルマン」より

まずは、『三十三間堂』を見てボクが想像した『デビルマンのラストシーンで現れる天使の軍団』の絵を紹介します。

円形の後光を射したところ、整然と並んでいるところ、軍団メンバーの顔かたちが似ているところ、片や『手が沢山』で片や『羽が沢山』な感じが、なんとなく似てませんか。

永井豪先生はこのシーンを描く際に、『三十三間堂』の『千手観音立像』を参考にしたのでしょうか?

ためしにgoogleで “デビルマン 天使の軍団 三十三間堂” で検索してみましたが、 これらの関連性について書かれたサイトを発見できませんでした。 おそらく永井豪先生がインタビュー等で『三十三間堂と天使の軍団の関連』について語られてことは無く、 『天使の軍団』を描くときに、『三十三間堂』を参考にしたなんてことはなかったのでしょう。

しかし人間の想像力には共通性がありますので、後白河上皇が考えた『大いなる愛で人類を救済してくれる存在』と、 永井豪先生が考えた『超絶無二の力で悪魔を倒しにくる存在』とに、 時空を超えたシンクロニシティがあったとしても、別に不思議なことではないはずです。

やはりボクには『三十三間堂』から『天使の軍団』を想像しないわけにはいきません!


千手観音や天使の軍団の次に降臨する存在


デビルマン世界では、ラストシーンでは既に人類は滅亡しています。 不動明もデーモンとの戦いで死んでしまいました。

地球上にはデビルマン軍団と戦い疲弊しきったサタンと若干のデーモンがいるだけです。

天使の軍団はたやすく残りのデーモンを滅ぼすでしょう。そして地球上には全ての生命が存在しなくなるのです。

その後、おそらくは『神』が降臨するはずです。これを大乗仏教では「ゴータマ入滅後の56億7千万年後に降臨する『弥勒菩薩』」と したのではないでしょうか?



ボクには『天使の軍団』に見えた

「三十三間堂の佛たち」より

人類が滅び、『天使の軍団』によってデーモンも滅んだ地上に降臨した『神』は、 『新しいアダムとイブ』を地球に創造します。『新しい人類』の誕生です。 いつしかボクは 「堕落しきった人類は、千手観音軍団によって滅ぼされ、 その後、弥勒菩薩によって新たなる生命がこの地に誕生するんだなぁ」 という妄想に取り憑かれていました。

『人類救済』とはボクたちを助けてくれることではなかったのです。ボクたちが汚してしまったこの世を浄化し、改めてつくった『新しい世界』 に『新たなる人類』を創造することだったのです。

なんていうか、圧倒的な虚無感です。そんな圧倒的な虚無感に包まれたボクは、 呆然としながら三十三間堂を後にしましたっけ。 ま、いつもながらの『病気』なんですが。。。


神は破滅と創造とを繰り返す存在なのか



「デビルマン」より

サタンが死に際の不動明に語ったことによれば、天地創造の後に、 最初に神が創造した知的生物こそ『デーモン』だったということです。

しかし、『デーモン』の激しい闘争心や醜悪な姿を忌み嫌った神は、 彼らを滅ぼそうと攻撃してきました。

神との最初の戦いに勝ったデーモンは次の戦いに備えて永い眠りにつくのですが、 目が醒めてみると、地球は『ニンゲン』という新たな知的生命体によって汚されていたのです。


自分たちが命がけで神から守った地球を汚す『ニンゲン』に対して 、今度はデーモンたちが怒ります。 かつて『神』がそうしたように、今度はデーモンが『ニンゲン』を滅ぼそうとするのです。 これがサタン率いるデーモン軍と 不動明率いるデビルマン軍団との戦いの本質でした。

この戦いはサタン側の勝利に終わりましたが、 その後、生き残ったデーモンも『天使の軍団』に滅ぼされてしまいます。

そして『神』が降臨してくるのです!

前述したような、人類とデーモンが滅んだ後に創造された『新しい人類』ですが、その『新しい人類』も長い時間の流れの中で 『地球を汚す存在』へと進化してしまいます。すると、 そのことを怒った『神』は再度『天使の軍団』を地球に送り込み、 『新しい人類』を滅ぼすのです。  その後に再度『神』が降臨し『更に新しい人類』を創造するのですか、その『更に新しい人類』もまた・・・。

どうやら『諸行無常』や『一切皆空』とは、このような『神による破壊と創造』の繰り返しのことを言っているのでしょう。そして大乗仏教ではその周期を56億7千万年としたのです。 そんな事実を知ってしまったボクは、圧倒的な虚無感の中に漂いながら、京風のたぬき蕎麦 を啜っておりました。ああ、京都で妄想するのって楽しいなぁ♪


近隣の地図




河童の手のミイラ

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京都で出合った異形のモノたち
「けさらんぱさらん」は「理系おやじ」のための「不思議発見」サイトです。ビワの木に生息する謎の生き物「ケサランパサラン」についての研究論文(笑)も掲載されています。