道の駅からわずかの距離でこんな絶景が見れるのです!
サイトを見ても、西武鉄道各駅に置かれているパンフレットを見ても、なんでこんなに奇麗な氷柱が生成されるのか、 その原因がちっとも書かれておらず、理系オヤジとしては「そんなのダメだろ」と思っていたのだが、 家に帰ってからよくよく調べてみると、これは「自然に作られたもの」ではなく、 激寒の時期に川の水を散水して作った人工アートなのだということが判明。
多少「な〜んだ」という感じが無いことないのだが(つまり「ある」のだが)、 寒空の下、そんな作業をしている方たちの苦労を思うと、同じプロレタリアート(つまり「労働者」だ)としての共感が湧いてきたのも事実。
あらためてこの氷柱の偉大さと、後述する「薪ストーブと甘酒」で迎えてくれた地元の方の思いが素晴らしく感じてしまった。
んで、次の土日に「ライトアップされた氷柱」を見に行こうと思ったのだが、 ボクが見に行った2020年1月4日には写真のような氷柱が展開されていたのに、1月11日以降のサイトには 「今年度は高い気温の日が続いており、凍った氷柱がほとんど溶けてしまいました。 しばらくの間、9時〜16時までは無料開放とさせていただきます。 それ以外の時間は会場内に立ち入りができません。 また、しばらくの間、ライトアップも行いません。」と、 なんとも残念なお知らせが書いてあるではないですか!
ま、溶けちゃったことは自然の摂理なんでしょうがないけど、 この「用件のみの説明文章」になもなんとなく秩父らしさが醸し出されて、なんだか微笑ましい。
まだまだ寒い日はあると思うので、機会があれば是非、ライトアップされた氷柱を見に行きたいなぁ。
ライトアップされた氷柱も是非見てみたい!(下の方に写真館で掲載されていた写真の写真(w)を掲載しています)
地面の色、シンプルな鳥居、すべてが氷柱のためにあるようだ。
氷柱は拡大するとこんな感じ。小さなツララの集合体なのだ!
ほどよく氷柱化した枝も良い味している。
西武秩父線にはSLは走っていないと思うが(隣接する秩父鉄道にはSLは走っている)、ここは是非SLを走らせてもらいたい景色だ。
甘酒が無料で振舞われているのです。いただいた甘酒と薪ストーブが凍えた身体には実にありがたい。ありがとう秩父!
この日はこんな感じでしたけど、混むときは行列ができるらしです。
冬の野外で飲む甘酒は格別。
写真だとかなり「クドイ」感じもするけど、寒空の中で実物を見たら、かなりグッとくるんだろうなぁ。流行り病が解決したら是非、見に行ってみたいです!
2021年1月現在、流行り病対策として、氷柱見学は完全予約制となっています。ボクは性格的に「予約」とか苦手なんですよねぇ・・・。
分かりやすく言えば『ずりあげうどん』というのは『はなまるうどん』における『釜揚げうどん』のようなもの、 要は大きな釜でうどんを茹で、それをそのまま”ゆで汁ごと”どんぶりに盛ったものだ。
最初「ずりあげ」という単語を見たときにはなんのことか解らなかった。「ずりあげ」とは「ズルい(狡い)」と「あげる(プレゼントする)」をミックスした言葉で、「その昔この地には“ズルい狐"がいて、頻繁に人の好い農民をだましては、うどんをタダ食いしていた」という民話から生まれたご当地グルメなのかと思っていた。 ま、ちょっと考えればそうではないということに気づくというものだ。当然「うどんを釜からズリ上げる」から取ったのだろう。
『釜揚げうどん』が醤油だしのつけ汁につけて食べるのに対し、こちらは「つけ汁の中に、自由にいろんなものを入れて食べる」という『アドベンチャー要素』を取り入れることで差別化を図っている。これは、消費者の“小さな自己主張”を満たしてあげるという、昨今のマーケティングにマッチしているようで、西武秩父線の芦ヶ久保駅に隣接した道の駅の食堂では結構な人気商品なのだ。
店に入ると下の写真のように、各テーブルに「ずりあげうどんの食べ方」が書かれたカードが置かれていた。「みんなと同じ食べ方をしないと疎外感を覚えてしまうタイプの人」にとってはありがたいのだろう。しかし、「決してうどん入り丼に薬味や醤油を入れてはいけません!」という項目(しかも「!」付き)は、折角のアドベンチャー要素が台無しだぞぉ。
おそらく「うどんを盛った丼に薬味や醤油を入れられると、食器洗いが大変になる」という『主婦感覚』から来たものなのだろう。しかし、この手の主婦感覚ってかなり萎えるよなぁ。ま、気持ちはわかるけど、文言の表現方法についてはもうちょっと考えてくれよん。
簡単に言うと、主婦感覚とアドベンチャーとは相いれないということかな。
まずは、すりあげうどんの説明。
ずりあげうどんのルール、初級編
ずりあげうどんのルール、中級編、上級編
うどんを受け取るカウンター脇と各テーブルには写真のように薬味や調味料が並んでいて、とてもワクワクさせてくれる。 「スライスしたミョウガと一味唐辛子ぐらいで良いよ」なんて言う『保守派文系さん』もいるかと思うけど、想像力を膨らませいろいろチャレンジしてみたいのが『理系おやじ』の心意気ってもの。
できればタバスコやチポトレソース、ディジョンマスタード、トマトピューレなんかも欲しかった。いっそのこと「調味料持参大歓迎」としたらどうだろう。
スパイの七つ道具みたいに、古今東西、甘酸塩苦の調味料をアタッシュケースにキチンと整理して入れて持ち込む、毎週土曜日の午後に現れる全身黒づくめの男。そんな人に本気でなりたい。
カウンターには写真のような『カレースープ』も置いてあったが、これがまた美味いのだ! うどんをカレースープ単独につけて食べても良いけど、 いろいろな薬味や調味料でごった返したつけ汁にカレースープを入れることで、絶妙な調和が生まれ、ずりあげうどんのフィナーレを飾る最高の味になるのだ。
このカレースープは小さめの寸胴ひとつ分しかしなく「無くなり次第終了」なので、別椀に最初からあらかじめ取っておくことをおすすめする。
しかし、カレーというのは素晴らしいマネジメント能力の持主だと思うよ。ごま油やミョウガやネギや唐辛子やなんやらかんやらといった個性的なメンバーが、彼の参加によってピシッとひとつのチームになってしまうのだから。最後はカレー様に恐れ入り、残ったつゆをのみ干してから店を出ましたとさ。
個性派ぞろいのメンバーをまとめるカレー様は、まさに「大脱走」における「バートレット中隊長」のような存在。
そしてこれがカレー様によって一致団結した後の姿。
農産物直売所の風景です。このあたりはイチゴの産地でもあり、一番目立つ場所に販売されていました。
酒のアテになりそうなものがたくさんありました。唐辛子を味噌で和えたものを買ってきましたよ、日本酒に合いそうだ♪!
原木シイタケ。こいつを炙って先の「唐辛子味噌」を付けて、日本酒のアテにするんだもんねぇ♪
道の駅あしがくぼでは、パン専門の売店があるのです。
秩父で手作りパンに出会えるとは思ってもみませんでした。
このカンパーニュは実に旨いです。オリーブオイルをつけて食べると、酒のアテになります♪
ウイスキー風味のマフィンがあったので買ってみました。コーヒーに凄くよく合って、甘いのが苦手なボクでも十分に楽しめました。
桑の実ジャムというのを買ってみました。甘さを抑えたイチゴジャムという感じかなぁ。
秩父名物みそポテトと。これについては下で書きます。
「ちくわコッペ」というのが目を引きました。昭和30年代生まれのボクにとっては、結構懐かしい(当時は東京でもその手のパンがあった)逸品ですねぇ。
甘い味噌がかかったフライドポテト。できれば中津川いもを使い、味噌は唐辛子入りの辛い奴で作って欲しいけど、子供のおやつなんだから仕方ないか。子供には凄く人気があったようです。それにしても中津川いもは、もっと山奥に行かないと同じ秩父でも手に入らないんですねぇ。え、中津川いもを知らない? もったいない(矢沢風)。
これまた秩父名物「味噌ぶた丼」。味噌漬けの豚肉を焼いて丼に乗せたもので、これを食べると「味噌漬けした豚肉の凄さ」が解ります。ここ以外でも秩父地方ならいろんなところで食べられるので、是非チャレンジしてくだされ。
ずりあげうどんの店の横では、地元のイチゴをトッピングしたソフトクリームや、地元のゆずを使ったホットドリンクなども販売しています。
味噌ぶた丼よりも有名かな、「わらじかつ丼」もあります。ま、ボクは絶対に「味噌ぶた押し」ですけど♪
河原遊びやハイキング、いちご狩りなどの家族連れレクだけでなく、ちゃんとした登山だって楽しめるので、道の駅あしがくぼをベース基地にして、自分の遊びを楽しめそうだ。
道の駅あしがくぼのすぐ近くにある観光案内所。ちゃんと係の人が常時いるので、いろいろと相談できます。
近隣のイチゴ狩りができる農場がリストアップされていました。
秩父とタイアップしたアニメ「心が叫びたがってるんだ。」らしいですね。ボクは知らなかったのですが、一度観てみたいなぁ。
こういう看板がでているくらいですから、キチンと熊がでる場所なんでしょうねぇ。ボクもお願いしますので、山の中で出てこないでください、お願いします m(_ _)m