ダチョウ王国 石岡ファームで一番大きなオスのダチョウ。体長はおそらく250センチぐらいありそう。オスはクチバシと脛が赤いのが特徴。この「赤さ」こそ「強さ」の象徴らしい。
ダチョウ自体は知名度の高い動物だけど、彼らの凄さ・恐ろしさについて、いったいどれだけの人が知っているのだろう?
茨城県にある「ダチョウ王国」には休日ともなれば親子連れの見物者たちが訪れ、みな一様に「かわいい♪」とか、調子こいたセリフを発しているけれど、奴らは決してそんな甘い存在なんかじゃないのだよ。
成体ともなれば体長は2メートルを超え、力も強く気も荒い。奴らに蹴っ飛ばされたら、調子こいて「かわいい♪」なんて言っている「ニューファミリー」達も、血反吐をはいてのたうち回るしかないのだ。優しいパパやママがそんな姿になっても、まだ「かわいい♪」なんて言っていられる「お子様」がいったいどれほどいるっていうんだ?(って、そんな子供いて欲しくないけど)
この足で蹴られたら、アバラは砕かれ内臓はグチャグチャに破裂させられてしまいそうだ!
強靭な脚力を持つダチョウが「速く走れる」ことを知っている人も多いと思うけど、奴らの脚力が凄いのは「速さ」だけじゃない。奴らは「時速70キロメートルの速さで、1時間走り続けられる」という化け物じみたスタミナまで持っているのだ!
一度奴らに追いかけられたら、貴方は決して逃げることができないぞ。
しかし安心して欲しい。奴らは確かに気が荒く化け物じみた脚力を持つイキモノだけど、奴らは絶望的な弱点を持っているのだから。
その弱点は「ダチョウは極度に頭が悪い」ということなのだ。
何かの拍子で貴方に向かって走りこんできたダチョウも、あっという間に「自分が何故、その人を追いかけているのか」を忘れてしまうのだ。もしかしたら、「貴方を追い越し、草原の果てまで走り続ける」かもしれない。そんなとき奴らは「自分が何故、走っているのか」なんて全く理解していないし、理解しようとする知力さえない。
ダチョウは走る、ただ走る。それがダチョウっていうイキモノなのさ。
つぶらな瞳と長いまつげ。いやいや、実に狂気に満ちた顔だろう。なにが「かわいい♪」だよ。
ダチョウの凄さはそれだけじゃない。 奴らは神がかり的に「タフネス」で、一説には「骨が見えるぐらいの大けが」をしても痛そうなそぶりを見せず 傷も数日で回復 し、さらに「感染症にかかることがほぼない」という免疫力を持っているというではないか!
おい、そこの幸せそうなニューファミリー、こんなことを知っても、まだ奴らを「かわいい♪」なんて言ってられるのか?(ま、別にいいですけど)
ダチョウ王国にいるダチョウたちは、おとなしいらしいので、念のため♪
餌をあげていたら急に恐ろしい表情になり、ボクに食らいついてた!
一匹が興奮しだすと、他のダチョウたちが興味を示して、次から次へとやってきた。
他のダチョウたちも、最初の一匹に影響されてかボクに襲い掛かってきた。奴らは「何故、襲っているのか」なんて全く考えていないんだろうなぁ。
そのうち、何もなかったかのように走り去っていくダチョウたち。その後しばらく奴らは平然と敷地内を走り回っていた。ボクを襲っていたことなど完全に記憶から消えているんだろう。ま、バカだから仕方がない。
ビビリながら写真を写す筆者(笑)。かなり腰が引けています♪
いくら「おとなしい種類のダチョウ」とはいえ、ダチョウはダチョウ。やはり油断は大敵なのだ。
こんな歌を作ってみました♪
ダチョウ王国 石岡ファームでは、ダチョウの肉の販売や、ダチョウ料理を提供してくれる施設まである! 襲われた腹いせにダチョウを食いまくってやろうぜ♪
ダチョウの肉は旨味が濃厚でカレーに全然負けていないのだ。しかもシツコクなくてアッサリした食感で、これは「奇跡」としか言いようがない。
今度来るときはクーラーボックスを持ってこようかな。こういう「肉の塊」を観ると、さっきまでの「ダチョウに対する恐怖心」が治まってきたぜ♪
卵の殻まで販売している! 結構、強気な値段だけど♪
帰り際に再度、ダチョウに因縁をつけられた。「オレの仲間を食いやがって!」と怒っているのかな?
ダチョウ王国 石岡ファームは、実はボクの定番の遊び場所で、十数年前からたびたび訪れては、ダチョウに襲われ、その腹いせにダチョウの肉を食う、というプレイをしています。みなさんもいかがですか♪