高級ブランド牛として名高い仙台牛。なんでも「全国で唯一、肉質等級が最高の『5』に格付けされないと呼称が許されない肉」なのだそうですよ。「牛の格付け」のルールなんて全く知りませんが「数字のパワー」には圧倒されますよね。
「もっこり牛まつり」が開催される南方町は、この仙台牛の中核の産地で、仙台中心部からは車で小一時間離れた距離にある非常に肥沃な水田地帯です。ここでとれた「もち米」を食べさせて育てた牛の属名が「もっこり牛」なのだとか。かなりセンスの良いネーミングですよねぇ♪
結論から言いますと、ボクは2019年の「もっこり和牛の丸焼き」には間に合わなかったのです。。。 朝10時30分からスタートということなので、東京を5時過ぎに出たのですが、連休中とあって高速道路が混んでいて、現地に到着したときには13時30分を回ってしまっていました。
それでも「まだ肉は残っているだろう」と駐車場に車を止めて会場に入ったのですが、時既に遅し、「丸焼き」も「焼いた肉の提供」も既に終わっていて、場内には女性ボーカリストのパワフルな声だけが、ある意味寂しく轟いていたのです。
上の写真が「牛を丸焼きにするための特性オーブン」です。ボクが来場したときには既に写真のように蓋が閉じられてしまっていましたが、これを使って丸々一頭の牛を、ジックリジックリ、一晩以上かけて焼いていたのですよ。ちくしょう、ひと目見たかったなぁ!!
既に閑散としはじめた会場内に、彼女の力強い歌声が轟きわたっておりました。
周りの出店も既に店じまいの準備。仕方がないので「ヤキトリ」を買って食べました。牛じゃないのかよ!
もっこり牛祭りの会場のすぐ近くの「道の駅 米山」に「第三代横綱 丸山 権太左衛門 の像」がありました。現在の宮城県登米市出身で1789年に横綱になった力士らしいですよ。
腰に巻いた綱を数人の弟子に引っぱらせながらも対戦相手を押し出すという、むちゃくちゃな稽古をしていた怪力無双の力士だったようです。
ボクの手のサイズがわからない人にとっては、彼の手がどれだけ大きいか判りずらいと思いますが、本当にデカいのですよ。野球のグローブ並みなんです!
結局、牛肉はみじんも食べることができなかったのですが、会場内にはウッスらと焼けた牛肉の香りが漂っていました。なんともかんとも残念なドライブだったわけですが、是非、次の機会には前泊してでも牛一頭分、牛肉を喰ってやろうと思います♪