2016年8月に、八戸在住のクリエイターさんに連られ「蕪嶋神社」に行ってきました。ここは社名にある「蕪」と「株」とをかけて、会社経営者や株式投資家に人気がある神社だそうです。
そしてなによりこの場所は「ウミドリがやたらめったら生息する場所」なのです。だもんで、歩いているとウミドリの「フン(ウン♪)」が空から降ってきて、あっというまに「ウンまみれ」になってしまうという、ま、実に「縁起のいい場所」なわけなんですよ♪
残念なことに2015年11月5日未明に、照明電源の発火によって全焼してしまい、訪問したときは復旧中で立ち入り禁止でした。復旧後に改めてお参りしたいですねぇ。
当日夜、八戸の繁華街路上で「全焼まえの蕪嶋神社のオブジェ」を偶然発見しました! もしかして蕪嶋神社がボクを呼んでいる?
封鎖された神社入り口の脇に建てられた祠の中に写真のように「傘」が収納されていましたが、なんとこれは「ウミネコのフンを除けるための傘」だそうです!
ちなみに「蕪嶋神社」の主祭神は古事記においてアマテラスとスサノオの「うけい」から生まれた「宗像三女神」の「イチキシマヒメ」です。 この神様はもともと玄界灘地方の海上交易の守護神で、神仏習合により「商売繁盛の守護神でもある」弁才天の権化となっていますから、「蕪⇒株」などというダジャレなど言わなくても最初から商売繁盛を祈願するに相応しい神社なのですよ。
それに加えて先ほど紹介した「ウミネコのフン(ウン♪)」が定常的に空から降ってくる場所ですからねぇ。 次回は神社復活後の「ウミネコシーズン」に訪れて、思い切りフンにまみれてみたい、と思っている次第です♪
ウミネコの繁殖地ですから「鳥獣保護地区」というのは直ぐに理解できたのですが、よく見ると「鳥獣・・」の前に「鮫」の文字が! なんとこの地には「鮫」もたくさん生息していて、さらにそれが保護されているの?
「イチキシマヒメ」と同じ「宗像三女神」の長女「タギリヒメ」は後に「オオクニヌシ」の子を産んでいますし、「オオクニヌシ」といえば「因幡の白うさぎ」の一件で「うさぎの毛皮をはぎ取った鮫」と関係しているので、そんな理由から「鮫を保護しているのなぁ」と一瞬思ったのですが、ま、そんな訳はありませんよね♪
ちょっと考えれば判ることですが、この蕪嶋神社がある場所の地名が「鮫」なんです。ただそれだけのことだったのです・・・。 なので安心して海水浴を楽しんでくださいませ。
唄に夜明けた かもめの港 船は出てゆく 南へ北へ 鮫の岬は 潮けむり