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●カエルの街に迷い込んでしまった/山梨県 縄手


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1.同じカエル同士じゃないか、争うのは止めるんだ!

2016年の5月に行った3泊4日のビジネスホテル泊ドライブ旅行において、「宿が取れたから」という理由だけで 金沢から甲府に向かったのですが、そのとき偶然見つけたのが、このカエル同士の争いのモニュメントだったのです。

腕っ節の強そうな複数のグリーンが、鈍重そうなブラウンに「馬乗り(カエル乗り?)」 になってぶん殴っている姿に、「おいおい、どうしたっていうんだ?」「話せばわかる」 と駆け寄る平和主義者のボクでした。

このカエル・オブジェがある場所の正式名称は「縄手通り」です。 名称のイワレには何種類かあるみたいなので、気になる人は調べてみて♪

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2.なんと、そこは「蛙の街」だった

この縄手通りは城下町情緒を漂わせる商店街で、 オサレ層を狙ったカッコイイメのお店が並んでいたりします。ですがボク自身、 オサレ狙いにはまったく興味が無いので、街並の写真は一枚も撮っていませんでしたww

また、なぜここがそんなにカエルカエルしているのか? についてですが、 ちょっと調べてみた限りではあまり面白い説明がありませんでしたので、 紹介を省きたいと思いますww

そんなことよりもカエルです。カエルそのものの存在に心から惹かれますよね!

人生の後半に入り、ボクも含めた「自分の人生に特に期待が持てなくなってきた大阪万博世代(※)」にとって、 カエル先生の悟りきったような表情や仕草の中にこそ、 残された人生で進むべき道の指標が見え隠れてしているようなきがしませんか?

※大阪万博世代:1970年に多感な少年時代を過ごした世代をボクは勝手にこう呼んでいます。およそ1955年から1965年の間に生まれた世代ですかねぇ。

ボクは「妄想するばかりで努力をしてこなかったゆえ、普通の人より、ちょっと寂しい人生を歩んできてしまった」わけですが、そんな自分の人生を振り返り、「後悔でもなく、諦めでもなく、あるがままを受け入れる『強さ』を持っていたい」なんて、最近考えるようになってきたのですww。

あるいは、「映画や小説のような胸を躍らせる人生ではないけれど、日常のほんの小さな幸せを 見逃さない『繊細さ』を無くしたくない」という感じでしょうかねぇ?

そんな会話をカエル先生たちと交わしつつ、 繩手の街並みを散策していていました♪

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3.ガマでもトノサマでもなく「アマガエル」が好きなんだ!

ボクが小学生当時、校庭の端っこのジメジメした場所の石を裏返すと、小学生の手のひらよりも大きなガマガエルを簡単に捕まえることができました。 捕まえたガマガエルを頭に乗せ上から野球帽を被り、女の子の前でその帽子を取ってオドロカセルとい、アレなことをよくやっていましたっけ。

ガマガエルってやつはオシッコみたいなものをよく出すので、ガマのオシッコで髪の毛がキモチワルクなるというリスクを背負いながら、更に女の子にも嫌われるという行為をわざわざ行っていたのです。

そんな事を何故あんなに一生懸命に やっていたのか?

今となってはまったくの謎ですが、その頃からボクの人生設計に過ちが あったことは間違いないでしょう。

話は変わって、家の近所にはアマガエルはたくさんいましたが、 トノサマガエルは結構レアだったので、 捕まえたトノサマガエルを自慢げに飼っていたのを覚えいています。

しかしボクはトノサマガエルのマダラ模様が、本当はあまり好きではなかったのです。 それに引き換え、アマガエルの単色でツルンとした肌の色と艶、そして、トボケたような、神妙なような表情のなんと魅力的なこと! 本当はボクはアマガエルの方が何百倍も好きだったのですよ。

それなのに、「レア」という理由だけでトノサマガエルを重宝していたのが、ボクの幼少時代だったわけです。 そんな日和見的な当時の行動が、その後のボクの人生を間違った方向に 導いていったのも、これもまた事実でしょう。

でも今なら声を大にして言えます。ボクは本当はアマガエルが大好きなんだぁ!!

ま、だからどうしたって感じのことですけどね。。。