ボクの大学時代の友人にヤマモト君という男がいますが、今回の話は、大学卒業して数年後、久しぶりに彼と会ったときを発端としているのです。
彼は、営業が強いということで有名な大手企業で、まさにバリバリの営業マンとして働いていたのですが、久しぶりに歌舞伎町で飲むことになりました。そして、当然のことながら風俗の話となったというわけです。
学生時代から男っぽい性格で、しかも現在、第一線の営業職についているということで、いわゆる「武勇伝」をたくさん聞けるかなと思っていたのですが、ヤマモトくんから帰ってきた答えが意外なものでした。
「そんなことに金を使うなら、Macintoshのメモリでも買った方がましだよ」
学生時代、ボクと同じアメフト部に属し、激しいブチかましで有名だった彼の口から出てきたこの台詞は、ボクの心に妙に響いたのですよ♪
それ以来ボクはその手の店に行くたびに「あ、ヤマモトだったらこの金をパソコンのメモリに使っているんだろうなあ」と思うようになっていったというわけです。
時が経ちそんな妄想がどんどん熟成されてい行きました。最近では、ボクがイカガワシイ(笑)行為に金を使うたびに、ボクの脳内では、ヤマモト君のパソコンのメモリがどんどん増えていく、というシュールなストーリーへと展開されていくことになりました。
ヤマモト君とはその後、会っていないのですが、今頃、彼のパソコンはとてもつもなく高速になっていることだろうと思うこの頃です。
そこでボクが気づいたことは・・・
「男の友情とは、時が経ち会えない時間が長くてもちっとも色あせないものだ。」ということです。これをボクは「ヤマモトくんの法則」と呼んでいます。