水木しげる先生のエッセンスが凝縮

東京から遥か彼方、鳥取県 境港市にある『水木しげるロード』へのドライブは、ボクにとって『人生で一度は経験しなければならない修行の旅』のようなもの。

ようやくたどり着いた巡礼先のまさに『目玉』こそ、 この『水木しげる記念館』なのだ。

ボクはここで妖怪たちから『人生の極意』を学んできた。

『しげーさん』と『のんのんばあ』。 このときはまだ好奇心と食欲が人一倍強い、ただの腕白坊主だった。やはり『出会い』は大切だ。

そして、こっちが『大先生』になったあとの『しげーさん』。 肩に乗っかっている『あの存在』に注目。

『墓場の鬼太郎』でのワンシーン。母親の墓から出てきた鬼太郎を 『水木氏』の家に連れて行くシーンか? 

『水木しげる記念館』に入ると、まず彼らが出迎えてくれる。 『悪魔くん』と『メフィスト』がトップなのが嬉しい。

『ゲゲゲの鬼太郎』だけでなく『墓場の鬼太郎』もちゃんと 紹介してくれている。

鬼太郎の『もう一つの目』について気になっていたのだが、 こんな感じらしいです。

三次元展開ができるのも鬼太郎の魅力。 のんびりと飛行するときは『カラス』たちの力を借りるが、 空中戦のときはやはり機動力と戦闘力のある『傘化け』が一番。 『一反もめん』に乗った『目玉のおやじ』との編隊飛行は、 まさに『日本妖怪界におけるマスカラスブラザーズ』だ。 (兄弟じゃなくて親子だけど)

言ってみれば『鬼太郎ファミリー』。 いつ裏切るかわからない『ねずみ男』は、 『ルパンファミリー』における『峰不二子』の役どころか♪

水木先生は『ぬりかべ』との出会いを、従軍中に 柔らかいモノ遮られて前に進めなくなったと書いている。 『低反発素材製』なのかも。

ザルに入れた小豆があるので『小豆洗い』か? 河原ではなく、人の家の中で研ぐタイプ。もしかして便利なヤツ?

“不心得者が神社に入ると上から落ちてくる”『おとろし』。 興味本位で神社仏閣に行くボクは、 コイツと出会う確率が高そうだ。

いわずと知れた『ぺとぺとさん』。 ボクも子供の頃、夜道を歩いているときに、よくコイツの足音を聞いたものだ。

多分『河童』だと思うのだが、実にリアリティがあるジオラマだ。 こういう生物は確かにいそうだ。

汚れた風呂場に出てくる『あかなめ』。 『重曹』と『クエン酸』で常時風呂掃除していれば、 コイツが出てくる心配はない♪

山道を歩いていると、 向こうの山の後ろからこんなヤツが出てきそうな予感に襲われることが多々ある。

過去を憂うことも、未来を嘆くこともせず、 ただ現時点の欲望にのみ従って生きる、まるで『行者』のような人生観。 黄褐色の服装も、古代インドの『バラモン』のようだ。

『師匠』もかつては結婚などと言う俗世間的な 価値観に縛られていたことがあったということが判明。 結婚生活を終了し悟りを開いて現在に至ったのだろう。

『師匠』は『半妖怪』なので、お父様が妖怪だったのか? 妖怪の子供を2人も生んだということになると、 このお母様も相当の方だ。

転職を繰り返しているというところが、 これまたボクの人生とかぶる。 これからも『師匠』と呼ばせていただきます♪

ボクの師匠である『ねずみ男』を誕生させた水木大先生は、 言うなれば『カミサマ』のようなお方。 『神様』ではなく『カミサマ』なところがとても重要なのだ。 『水木しげる記念館』の醍醐味は、「妖怪に出会える」ということよりも 「カミサマの魂に触れられる」というところにある。

直筆の『悪魔君』と『メフィスト』! この「落書き感」が実に良い。

水木先生はこの手のコレクションの大家でも あった。実に『水木しげるっぽい』デザインだ。

ボクが一番感動した展示物は実はコレ。 鬼太郎たちがダラダラとしているこのオブジェこそ、 水木大先生の真骨頂の具現化だと思う。

ここに葉書を入れると『妖怪スタンプ』が押されて、 自宅に届くのだ♪ 『手紙』という通信手段が実に良い。