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【2.人類の原罪の法則】


前回「太陽の塔」で大阪で凄く美味いホルモン焼きを食べたことを書きましたが、実は、その時のことからあることについて考えていました。それは「肉(今回「肉」と言えば哺乳類の肉を指します)には単なる食材ではない《何か》が存在する」のではないか、ということです。

霊長類の食肉における科学的な意味として、ボクにとって興味深い説が2つあります。

1つはアーサーCクラークの「2001年宇宙の旅」にも書かれていた説で、これまで霊長類が食べていた食料(木の実とか木の根とか)よりも、同質量あたりのカロリーが高い肉を食べるようになったことで、余剰のエネルギーを得ることができ、霊長類は脳細胞を発達させることができたという説、つまり、肉を食べることで霊長類は更なる進化を遂げた、と言う説です。

そしてもう1つが、立花隆氏の名著「サル学の現在」でも紹介されている説で「チンパンジーやある種のサルにとって、肉を食べるという行為と集団的興奮との間には強い関係性がある」という説です。

立花氏の著作では「子殺し」における食肉を論じているので(※)、全ての食肉が集団興奮と関連性を持つのかは不明ですが、“肉を食すことで興奮状態になる”そして“集団で興奮状態になることが、その集団の結びつきを強化する”という理由で、食肉が“集団社会の結束”を強化する要因と捉えています。

※チンパンジーやある種のサルは、子を殺し、集団で興奮状態になりながらその肉を食すというカニバリズム的な振る舞いをするのですが、詳しくは著書を読んでください。

この二つの説ですが、ボクは後者の説により興味を感じます。

肉を食べることで身体が火照り、精神が高揚するというのは何度も体験しています。また仲間内で肉を食べることで連帯感が増すというのも同様です。

大阪でホルモン焼きを食べた後、ホテルに戻ってからもワタシとツレの女性もともに興奮状態であり、しこたまマッコリを呑んでいたにも関わらず、互いが相手を求め合い、、 ま、ということです。

つまり、肉にはなんらかの魔力があるのです。肉を食べたくなる理由は単に「美味しいから」「お腹が減ったから」という理由とは別のなにかがあるのです。

肉を食べるという行為は「他の生物の生命を食らう」ということに他なりません。もちろん植物を食べようが魚を食べようが、それは同じなのですが、我々と「近隣の種」である哺乳類の肉を食べるという行為には、他の食物を食べることとは違った、なにか特別な意味がありそうな気がするのです。

もしかしたら、肉を食べるという行為が我々のDNAに刻み込まれた罪の意識を目覚めさせるのではないでしょうか。それはカニバリズムを行っていたチンパンジーやある種のサルの記憶と関係あるのかもしれないです。

そして、快楽は罪の意識の中にこそ存在するのです。だから肉を食べると幸せになれるのです。そんな気がしてなりません。

人類の原罪の法則:
肉を食べることによってDNAに刻まれた罪の意識が目覚め、それにより人は快楽を得る。



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