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【10.包丁の法則】


ボクは包丁を研ぐのが大好きです。そして研ぎ終わった包丁の切れ味を堪能するのも大好きなのです。研いだ包丁を使用すると刃先が鈍ってしまう気がしますので、しょっちゅう包丁を研いでいるわけです。これも神経質な理系人間の性なのでしょう。

友人が遊びに来ているときにも急に包丁の切れ味が気になり、いきなり研ぎだすこともあります。「なぜ、いま包丁を研ぐ?」と驚かれますが、これも理系人間の性なのでしょうがないのです。

ボクは「料理好き」だと思われていますが、実は研いだ包丁の切れ味を試すために料理をするようになったのです。少なくとも料理をやり始めたきっかけはそうでした。

何の料理をつくるかを考える前に、「包丁の切れ味を試す」ためにまずタマネギをスライスします。スライスする対象はやはりタマネギが良いですねぇ。タマネギの繊維に対して垂直に刃物を当ててスライスすると、刃先がなまっていると繊維をグチャと押しつぶすような感覚が手に伝わってきますが、刃先が鋭ければスパッ、スパッと実に素晴らしい感触が味わえるからです。

よく「熟れたトマトを切れば刃先の状態がわかる」と言われていますが、スライスしたトマトはほぼその場で調理する必要があるため、大量のトマトをスライスするわけにもいきません。それにトマトは高価なので、包丁の切れ味を楽しむために大量に購入するのもチト厳しいのです。

その点、タマネギならば安価ですし、大量にスライスしても、水でさらしてよく水を切ってタッパーに入れておけば1週間ぐらい平気にもちます。さらにタマネギは食材としてもすばらしく、鉄板で焦げ目が軽くつくくらいまで焼いてハムエッグに付け合せたり、炒めて本格的なカレーをつくったり、もちろん生のままサラダに入れたりと実に使い勝手が良いのです。

しかしそうは言っても、ボクは一人暮らしですし、そんなに大量のタマネギスライスのストックは必要ありません。しかし、相変わらず頻繁に包丁を研ぎ続けていますので、頻繁に研いだ包丁の切れ味を試したくなるのです。

そんなわけで最近では、研いだ包丁の切れ味を試すために新聞紙を切るようになりました。記事などまったく読まず、包丁の切れ味を試すためだけに週に何度かコンビニで新聞を買っています。

しかし、スライスしたタマネギは料理に使用することができますが、新聞紙の切れ端はなんの役にも立ちません。そういう意味では包丁の切れ味を試すために新聞を購入するのは経済的とは言えないのですが、今のところ、それ以外の解決策は見当たらないので仕方がないのです。

あれ、本当に仕方が無いのか?

包丁の法則:
目的と手段とが入れ替わると、いくつかの矛盾が生じるものだ。



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