カテゴリーバナー





【11.黒木メイサの法則】


30倍のライト付き携帯顕微鏡を買った。顕微鏡と言っても拡大鏡に毛が生えた程度の、ま、オモチャみたいなものなのですが、これが結構面白いのです。

ボクはバルコニーで野菜やハーブなどを栽培しているため、部屋の中によく蜂が入ってくるのですが、こいつらに丸めた雑誌をぶちかまし息の根を止めてから覗き込んでみたのです。

昆虫、彼等こそエイリアンです。機能性に徹した体躯、感情を微塵も感じさせない目や牙を見ていると、我々と同じ遺伝子を持った生物だとは思えなくなります。

昆虫は姿かたちが機能性に徹しているだけでなく、社会構成も機能性だけでできているようです。このことは「蟻の自然誌」に詳しいので(この本はもうこれ以上望めないというくらいの名著です)、興味ある人は是非読んでみて欲しいのですが、彼らの“機能性に徹した社会の冷酷さ”には身震いします。

遺伝子理論だと「どうすれば遺伝子にとって都合がいいか」という基準で生物は行動しているとのことですが、そういう意味では昆虫の冷酷な機能性重視の社会は「遺伝子のみが支配している社会」と言えるのかもしれません。

ところで、我々の社会は昆虫社会ほど遺伝子の影響力は多くないと思われがちですが、「自己を犠牲にして社会のために尽くしている」ような行為が「実は遺伝子にとって都合が良い行為」だと考えられることも多いようです。

Rドーキンスによれば「親や兄弟を守るために自己を犠牲にすることが、最終的に自分と同じ遺伝子にとって有益になる場合、人はそうする」のだそうです。興味がある人は「利己的な遺伝子」を読んでみて下さい。

そんなことを考えていたら、先日観たキムタク主演のヤマトのラストシーンを思い出してしまいました。

地球を守るために自らの命を捨てて敵に体当たりしたキムタク演じる古代進。ボクが彼の立場だったら、果たして同じ行動をとったでしょうか。うーむ、自分でも解らないなぁ。

だってそもそも、黒木メイサがボクに惚れてくれるかどうかさえ解らないですからねぇ。だいたいああいう映画のズルイところは悲劇のヒーローの周りに必ずいいオンナがいるってことなのです。

黒木メイサから「死なないで」とか言われれば「うるさい、これがオトコの生き方だ」とかボクだって言えるでしょう。おお、言ってやるとも、おお、死んでやるとも。

要はそういうことなのです。つまり同じ操られるのなら、遺伝子なんかじゃなく、黒木メイサに操られたいということなのです。

顕微鏡の話しも遺伝子の話もどっかに行ってしまいましたが、要はそういうことなのです。

黒木メイサの法則:
人間の自己犠牲は必ずしも「遺伝子が起因」しているわけではなく、その影に美女の存在がある場合が多い。




包丁の法則

カテゴリーメニューに戻る


真剣勝負の法則
「けさらんぱさらん」は「理系おやじ」のための「不思議発見」サイトです。ビワの木に生息する謎の生き物「ケサランパサラン」についての研究論文(笑)も掲載されています。