カテゴリーバナー



【27.ラベルの法則】


理系人間には誰でも多かれ少なかれ、ものを系統だてて分類し、整然と格納し、そして、「ラベルを貼る」という習性がある。ボクもご多分に漏れず、机周りの文房具はもちろん、工具・工作機器(これがヤタラと多い)、キッチンでの食材・調味料管理においても、いわゆる “理系的分類格納法” を行っている。

文房具などは用途別に分類され、収納場所内の収納位置までも ミリ単位で 決められているし、引き出しやケースに入れる場合には、そこに収納されている文房具の概要をラベルに書いて貼ってある。

キッチンにおいても、小麦粉、コーヒー、塩、砂糖などは、売られている袋のままではなく、蓋のついた密閉ケースに移し変え、やはりラベルを貼って決められた場所に格納されている。

肉や野菜なども、スーパーの袋のまま冷蔵庫に入れられるなどということはなく、タッパーやカゴなのに写され、購入日を記載したラベルを貼って冷蔵庫の決められた場所に収められている。

これら「分類・格納・ラベル貼り」において、一番重要なのがラベル貼りだったりする。ラベル表示に誤りがあると全く意味を成さないのはもちろんだが、ラベルに書かれた文字があまりにもヘタクソな場合、分類・格納された様子を「うっとりと眺める」という作業において、十分にうっとりできないのだ。そして、大抵の理系人間は文字がヘタクソで、その件に関してもボクもご多分に漏れていない。

スティーブ・ジョブスが カリグラフィー を習っていたと聞いたので、「スーパービバホーム」のデザイン用品売り場でカリグラフィー教習本とカリグラフィーのペンを買って練習したりしているが、ま、そんなに早く上手くなるものではないし、カリグラフィーだと全てローマ字で書かねばならず、ボクの中の愛国者エッセンスがちょっとご納得いただけない様子なのだ。

それでテプラを買った。前々から欲しいと思っていたが、なぜか買いそびれていた。で、昨日テプラがamazonから届いたのだが、これが実に楽しい。

ほぼ半日かけて、文具、キッチン周りなどラベルをテプラものと貼りかえたのだが、それでも止められない。以前も話した 「単純作業を続けていくとより偏執狂になるスイッチ」 (理系おやじの法則21.偏執狂の法則) が入ってしまったのだろう。あえてラベルを貼る必要がないもにまで、たとえば、工具入れなど中に入っているものは理解しているし、蓋を開ければ1秒で中身が確認できるのに、わざわざ中に入っているものをテプラで打って貼り付けるという作業を始めたのだ。

さらには、机に「机(desk)」、アルミサッシに「窓(外出するときには鍵をかけろ)」というラベルまで貼り出す始末。夜中を過ぎる頃には部屋中が文字だらけになってしまった。

深夜を過ぎてコーヒーを淹れて一服しながら、自分の作品(要は、部屋中のものに貼られた、おびただしい数のラベル)を眺め、うっとりしていた のだが、しかし程なく納得がいかなくなってきた。ラベルが水平に貼られていないのだよ!

ラベルを貼るときも水平に貼ることについてはかなりコダワッタつもりなのだが、はやり落ち着いて眺めるとちょっと曲がっている!!!!

そういうわけで、ほぼ徹夜してラベルを貼りかえていた。しかしそれでもまだ納得がいかない。うーむ、理系人間に安らぎの日は来ないのだろうか。。。

ラベルの法則:
夢うつつでもラベルは作れるが、それを貼る際には緊張感が必要だ。



カテゴリーメニューに戻る

「けさらんぱさらん」は「理系おやじ」のための「不思議発見」サイトです。ビワの木に生息する謎の生き物「ケサランパサラン」についての研究論文(笑)も掲載されています。