【江戸の外殻に位置する文学の街】

江戸時代における『江戸市中』というのは一説には本郷あたりまでだったらしい。 本郷三丁目の交差点に今も残っている『かねやす』という雑貨屋さんは、江戸時代に“『乳香散』という名の歯磨き粉の製造販売をしていた”お店で、「本郷もかねやすまでは江戸の内」という川柳が残っている。

今回散策したのは、この『かねやす』の外側に位置する。つまり『銀河鉄道999』においては『冥王星』や『彗星の巣』にあたる場所だ。

「江戸のようだが江戸でない。とは言っても江戸の文化はちゃんと伝わってくる」という理由からか、当時から文学者や芸術家が住んでいたようだ。そして今でも、大震災や戦火から免れた街並が残っている、とても味わいのある街なのですよん♪


【文士の町 菊坂近辺を歩く】

江戸市中の最外郭: 本郷三丁目交差点の都心側にある『かねやす』が 江戸時代の川柳にも歌われた“江戸の最外郭”なのだ。

文士の町へGO!: 本郷通りを本郷三丁目交差点を超え、10mぐらい行ったあたりの 左側が菊坂の入り口になる。

細かい路地がいっぱい: 菊坂の両側には細かい路地がたくさんあり、 迷い込むと『お宝』を発見できる。 この看板、カナリの上物だ♪

創業350年: お店の名前が『金魚坂』。金魚を鑑賞しながら食事が出来る実にレトロなお店。 金魚の通販もしているようだ。

文学の街: 樋口一葉の旧家がこの地にあったこともあり(下に近隣の写真を掲載)、 彼女が菊坂の顔になっているようだ。

菊坂ホテル跡: 竹久夢二や谷崎潤一郎が滞在していた『菊坂ホテル』の跡地。“文学者が長期滞在する小さなホテル”って浪漫そのものだ。

コロッケがよく似合う: コロッケこそ昭和を象徴するファーストフード。 この街の探索にはとてもよく似合うのだ。

普通の街並が良い: 建物の雰囲気にもお店の種類にも、昭和が残っている街。建物と建物との密着度がポイントかも。

板張りの家: さりげなく存在する板張りの家。思わず立ち止まってしまう佇まい。関東大震災にも東京大空襲にも耐えた年代モノだ!

火伏稲荷: 入り組んだ路地に木造家屋が立ち並ぶ街だったので、 なによりも火災が怖かったのだろう。


【菊坂から脇へ入っていく】

超有名な家:時代が染み込んだ色合い、 坂道の脇という地理的要素も相まって、菊坂探索の目玉なのだ。 シロートカメラマンが後を絶たない。

ザ・路地裏:菊坂に平行に走る路地の風景。確実に昭和が残っている証として、ちゃんと野良猫もいるのだ。

昭和の街には欠かせない:やっぱり床屋は必須。路地に床屋があるだけで、 路地のクオリティーが格段にアップするのだ。

更に欠かせないのが銭湯だ:散歩の途中で銭湯を見つけると実に嬉しくなる。 ボクの“散歩の途中に銭湯に入るブーム”はここが発祥。

河童の時代:銭湯の暖簾のアップ。猫の雰囲気も大好きだけど、 河童にも“ボクの理想の人生”が凝縮されているのだ♪

樋口一葉が住んでいた:こういう路地はいまでは絶滅危惧種かもしれない。 石畳ってかなりお洒落だと思うのだが。

一葉が使った井戸!: この路地の定番アイテム。カメラを持った野次馬(同業者)が絶えないが、 お互いマナーは守りましょうね♪

木戸のある路地: こういう街並がまだ残っているのが奇跡。 隣近所との付き合いも昭和テイストなのかなぁ。

坂道が複雑に絡み合う: 隠れんぼをしたら凄く盛り上がりそうな街だけど、 今更そんなことも出来ないし、これは叶わぬ夢だなぁ。

逆にモダンだ: レトロな街にはこういう店も逆に良く似合う。 ゴジラから扇風機まで品揃えは多種多様。

お屋敷っぽい: 文京ふるさと歴史観の並びにある、 いかにも長者さまが住んでいそうな屋敷。結構でかいけど民家かな?


【昭和旅館街から東大方面へ】

新坂入り口: かなりの急坂がここから東大方面の高台へと続いている。 ヒーコラ言いながら登っていく。

太栄館跡: 石川啄木ゆかりの木像二階建ての旅館。大浴場があったらしい。 こういう宿屋に篭って怪しい小説を書いてみたい。

石川啄木記念碑: 啄木よりは江戸川乱歩的な雰囲気があるのだが。乱歩は来なかったのか?

旅館 鳳明館 森川別館: 現存する“文豪のふりをして泊まれる”旅館。1名様でも泊まれるのだ。

本郷館があった場所: 明治時代から2011年まで存在した木造3階建ての下宿があった場所。 当時の写真がかろうじてネットに残ってるが、『下宿』という表現が ピッタリな建物なのだ。

赤レンガはモダンで浪漫だ: 国内最高学府と一般社会とを隔てる壁。 この辺りを歩いている学生がチョウシこいた顔していて、なんかアレなのはただの嫉妬なのだろう。

フランスカレー: “パリ五つ星ホテル『ル ムーリス』のチキンカレー”がウリの店。フランスとカレーという組み合わせが異質で良い♪

その店のメニュー: この感じが気に入ったので入店。 奇をてらった味ではなく、ちゃんと美味しいカレーだった♪