東京近辺にお住まいの方には説明無用でしょうけど、日比谷公園というのは都心も都心、ど真ん中の都心にあるメチャクチャ広い公園なんです。文字通り炎上した(ライトの熱で本当にステージが火事になった)「キャロル・解散ライブ」があった「日比谷野音」があることでも有名ですよね。
ただボクとしてはそんなことより「亀」ですね、やっぱ。今回も「亀」に関してのみ語りますので、そこんとこヨロシク!(E.YAZAWA風)
「日比谷公園 亀」で検索すると、亀の写真がたくさん出てくるんですが、よく見てください、なにか気づきませんか? そうなんです、「日比谷公園の亀」の写真って、なんとなく同じポーズで写っているんですよ!
上の写真もそうなんですが、ま、早い話がこの亀、偽物のオブジェなのです。
いかにも「人工的に作られた都会のオアシス」ですよねぇ。「亀ファン」からすると「馬鹿にすんな」って感じですが、せっかく訪れたのでパシャパシャと「オブジェ亀」の写真を撮っていたのです。んで、その時は気が付かなかったのですが、家に帰り撮影した写真を眺めてみると・・・・・
かなりよくできたオブジェです。
ま、考えてみれば結構大きな池なので、亀ぐらいいてもおかしくないんですが、何しろ「オブジェ亀」がたくさんいるので、気持ち的には「都会には偽りの亀しかない」という、なんだか「ロックな文章」が頭を占領してしまったのですよねぇ♪
で、せっかく撮影してきた写真なので、見てやろうと思って何枚かをフォトショで開いたんですが・・・。
デザイン的には「かなり亀してる」オブジェです。どなたの作品だろう?
同じ場所をパシャパシャと写していたのですが、えっ、ちょっとなにこれ?
うわっ。これは本物の亀ですよね。亀が池から上がってきたのです!
んで、すぐにまた水の中へと消えていったのです。他の「オブジェ亀」は全くポーズを変えていません。
実はこの光景、実際に写真を撮っているときは全く気が付かなかったんですよね。
これって「本物の亀」ですよね? まさか「仕掛けで動くオブジェ亀」じゃないですよね? だとしたらそれはそれで凄いんですけど。
実際のところ、上記の「本物の亀らしきなにか」が「本物」なのか「オブジェ」なのかは、今となっては判らないんですが(ま、また見に行けばいいんだけどね♪)、ここでボクが問題にしているのはそんなことじゃないんです。
つまり、ボクはこの写真を撮っているときに「どうせオブジェ亀しかいないんだよなぁ」というスタンスでいたので、この「亀出現」に全く気が付かなかったということを問題にしているのです。(って、自分のことなんですけどね)
現在は「情報過多の時代」と言われていますが、この「情報」とて「バイアスの掛かった情報」な訳ですよ。さらに言えば「自分自身の中にある偏見」「頭の中で考えた妄想」のため「真実が見えない」場合だって多いでしょう。
こうした「偏見」「妄想」を捨て去らないと「悟り」には到達できないのです。ま、「悟り」なんかはアレ過ぎるのでどうでもいいですが、「偏見」「妄想」を捨て去らないと「亀を発見できない」 ということなのです!
「目覚めよ、自分。されば、亀は現る。」ということを日比谷公園の亀に教えてもらった猛暑の午後でした。
この鶴は明らかにオブジェですが、偏見や妄想を捨てれば、近くに本物の鶴も見えてくるかもしれません。