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●終戦の日に靖国神社に参拝に行きました(2023年)


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1.今年も終戦の日を迎えました

今年(2023年)も8月15日を迎えることになりました。この日を前後して各メディアや評論家の方たちが、日本を取り囲む様々な国防に関する国際問題について議論が盛んになるようですねぇ。

ま、いままでもここで書いていますが、「様々な意見があること」「それらを発表できること」が「民主主義の基本」ですので、そのこと自体は良いことだと思っています。

ボク自身としては、やはり「自分の故郷・祖国は大切」「自分の家族・友人は平和に過ごしてもらいたい」という考えです。ま、実に漠然としているんですけど。

先の戦争に対しては、「たくさんの命が失われた事を絶対に忘れてはいけない」「どうすれば平和を維持できるのかについて考え続けることこそ全人類の義務なんだ」と、これまた漠然と考えている次第です。

普段は、散歩したりドライブしたりすることが生きがいの人生を送っているボクですが、「終戦記念日」ぐらいはこのようなことを少しは真面目に考えようと思っています。

 

ボクが参拝したときに下の写真の行進が続けて行われていました。勉強不足故、初見の名称もありましたので考察は控えますが、かなりの注目を集めていました。

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2.いつもながら遊就館に涙する

靖国神社内の「遊就館」です。売店の周りは入場無料ですが、膨大な資料が展示されている場所は「大人1000円」の有料区間となるんですよねぇ。希望としては、終戦記念日はこちらも無料にして、よりたくさんの方々に見ていただきたいなぁと思う次第ではありますが。

有料区域のほとんどの場所で撮影禁止なので紹介できず残念ですが、戦争で亡くなられた方々のお写真や、家族にあてた手紙などが展示されているのです。是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。

爆弾を搭載し体当たりをするための有人飛行機「桜花」です。松本零士先生原作のアニメ「ザ・コクピット」の「音速雷撃隊」でも紹介されていますが、「死ぬことを前提に出撃しなければいけなかった若者が多数いたこと」を考えると、悲しみとか・怒りとかでは説明できない複雑な気持ちになってしまいます。

人間魚雷「回天」です。こちらも「体当たりするための有人機」です。こんな武器を考え出した当時の状況はどんなんだったのでしょう。なんともやりきれないです。

上にも書きましたが「遊就館」の展示室(有料区間)には、戦争で亡くなった方々の遺影や家族の方に残した手紙などが多数展示されています。

運営上、入場料が必要なのは理解できますが、できれば終戦記念日だけでも無料にしていただき、よりたくさんの方々に見ていただきたいのですが、いかがでしょう?

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3.昭和館に立ち寄るのがいつものルート

靖国神社のすぐ近くにある「昭和館」は終戦記念日はいつも入場無料になっていますので、参拝後には必ず立ち寄らせていただいています。

なにしろ真夏の猛暑ですから、ここで涼んで行かないとヤバイことになりそうなんですよ。ま、そんな軟弱なことを言っていられるのも「平和」のおかげなんですよね。平和はものすごく大事です!

当時の生活用品や家具のデザインって、なんでこんなにカッコいいんだろう♪ 色合いもすごく良いです。いま、こういう家具を買おうとするとメチャお金がかかりそうですよね。

この手の「マシン」には凄く萌えるんですよねぇ。特にベルトドライブってところが最高です♪

大勢の人の気持ちが混められているので銃弾を通さないという発想もそうですが、こうしたデザイン性においても「日本文化の妙」を感じずにはいられません。もちろん「銃弾が飛び交わない世界」であることがなによりも重要なのは言うまでもありません。

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4.終戦の日に思うこと

以前も紹介しましたが、こうの史代さん作の「ある家族の戦前・戦中・戦後を描いたイラスト」を紹介したいと思います。

ボクは毎年このイラストを「昭和館」で見て、いろいろなことを考えています。素晴らしい作品だと思いますので、ご興味持たれた方は是非、実物をご覧になってください。

右端の「食欲盛りの少年」がこのイラスト集の主人公です。手前にいるのは「少年の兄」と「少年の父」でしょうか?

右手前の「お父さん」の頭もだいぶ年季が入ってきました。

最初の「食欲盛りの少年」がいません。彼は出兵したのです。

戦後、あの少年が無事帰還してきました!家族の驚きの表情が実に泣けます。 「お父さん」の姿が見えないのは、既に他界されたのでしょうか? 

すっかり世の中も落ち着いて「あの少年」も立派な青年になりました。右奥にいるのは「元少年のお嫁さん」でしょう。赤ちゃんも生まれたようです。こうして日本に平和が訪れたのです!