一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●蓮根川の水源を探索する


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1.新河岸川に謎の水門を発見

新河岸川に気になる「水門」を発見。

前回「新河岸川」に流れ込む「出井川」の河口を見つけ水源を探してきましたが、この「新河岸川」には他にもいくつかの「支流」が流れ込んできているのです。

今回は前回の「出井川」の河口より若干川上側にある水門に流れ込む川の源流を探してみようと歩いてきました。

この川は全域「暗渠」になっていて、水門近くの緑道に「蓮根川緑道」と書かれていたことから、この川が「蓮根川」であることが判明。秘密兵器の「東京時層地図」で調べてみると、昭和30年ぐらいには普通に流れていた川のようですねぇ。

wikipediaによれば“農業・生活用水として利用されたが、昭和以降沿岸に工場が立ち並び水路は排水路化し、下流部では工場による多量の地下水汲み上げにより地盤沈下し、大雨時に新河岸川の水が逆流し度々水害を起こしたが、その後、地下水汲み上げ規制や排水機場建設で水害は防止された”とのこと。

「蓮根川」自体がいくつもの支流が流れ込んでできた川なのですが、今回は「板橋区若木」方面の水源を探索してきました。

水門の裏側はこんな感じ。もうこの段階から暗渠です。

今回も大活躍の「東京時層地図」。「約65年前」の地図で見てみると、ちゃんと「川」が描かれています。

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2.水門から伸びる暗渠を遡る

暗渠の定番の緑地道。紅葉が綺麗です。

緑地道が中山道にぶつかるところにあった標識で、ここが「蓮根川」であることが判明しました。

中山道の向こう側にも「暗渠らしき緑道」が伸びているようです。今回も長い旅路になることでしょう♪

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3.道を超え線路を超えひたすら歩く

中山道(国道17号線)を越えると「はんの木 児童遊園」と名前が変わります。浮浪者防止のためなのかベンチがほとんど無いんです。還暦間近の散歩人としては「街にもっとベンチを作れ」と声を出して言いたいです。

板橋区にしては結構ハイソな空間(失礼しました♪)の地下を川が蛇行して流れているようです。

ハイソ暗渠が大きく右折して道を挟んで路地へとつながっていきます。

一瞬「凍ってるのか?」と思わせるようなカラーリングの暗渠。凍結防止の何かですかねぇ?

小学校の敷地内を流れているようです。入り込むと不審者扱いされてヤバイことになりそうなので、迂回することにしました。

このあたりの川の流れを「古地図」で確認。

首都高5号線を超えるところの段差。段差の発見はドキドキさせてくれますよねぇ♪

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4.古地図では川はここで終わりだが

上の写真のはす向かいの角。高台になっているのが分かります。蓮根川はこの高台の間の谷間を流れている川なのです。

環状八号線の高架に沿って暗渠は進んでいるようです。

道路の脇に「暗渠らしきサイン」を発見。

この辺りは「かつて土手だった場所」の名残でしょうか?

進行方向右手を見ても、ここが谷間だということが分かります。

暗渠は左に曲がり、環状八号線の高架をくぐります。

するとなんとなく「暗渠っぽい路地」へと・・・。

谷間であることが分かる「階段」。

この路地も暗渠ぽさ満点です。

緑地を発見しましたが、水源らしきサインは無いようです。

古地図をみるとこの辺りから川が始まっているようですが・・・。

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5.あとは無理やり発見するしかない

少し先まで歩き左手を見ると高台へと続く階段が。ここが怪しい!

とりあえず階段を上ると小さな公園。

そこから更に上へと向かう階段。

そこも上がると更に階段が。

そして更に階段発見。なんかワクワクしてきますねぇ♪

そしてここに出ました!「若木西第一児童遊園」という場所のようです。とりあえずここが「水源」かな?

よく見ると雨水が流れ込むトイが! けさらんぱさらん研究所はこのポリバケツが「蓮根川の水源」だと暫定認定しました♪

暗渠の近くには「銭湯」あり。ここにもちゃんと銭湯がありましたよ。

こんな感じで「暫定的な水源」を発見しました。帰宅後調べてみると、最初に書いたように蓮根川自体にもいろいろな支流が流れ込んできていることが分かりましたので、また別の機会にそれら支流を散策してみたいと思います。