一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●異次元ロードを走る/シルバーライン・樹海ライン


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1.永遠に続きそうなラビリンス

2016年8月に5泊6日で八戸・青森・男鹿半島・新潟・会津と愛車で回ったのですが、後半戦の目玉とも言うべきコースが今回紹介する、新潟 魚沼から会津へ抜ける「シルバーライン」です。

関越自動車道 小出ICからまだまだのどかな田舎道の顔をした「樹海ライン」に入り、そこから一気に超辛口な「シルバーライン」に入るのです。シルバーラインの名前の由来や道路が出来た経緯などはネットで調べていただくとして、なによりもこの道はほとんどが「掘りっぱなし風味のトンネル」なのですよ。

そこを走ること小一時間、途中でなんと(!)トンネル内で道が二つに分かれたりと、かなり冷や々々しながら走っていくと、ようやく「奥只見湖ダム」の手前の駐車場にたどり着くわけです。

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2.トンネルを出たらスロープカーに乗ろう

この駐車場で目に付いたスロープカー。こういうものを見つけたら乗らないわけにはいきませんよね♪

スロープカーの終点からちょっと登ったところにある電力館。奥只見ダムでは25万個分の電力を作れるのだとか。しかしなにもりもこのダムの工事で犠牲になった尊い命を忘れてはなりません、絶対に。

週射場には大きな売店がありました。ボクは「またぎ煎餅」というのを買って、車の中でボロボロとこぼしながら食べましたっけ。でも次は蕎麦とか食べてみたいですねぇ。あ、熊鍋とか無いんですかねぇ。

売店で見つけた「ユル・ブリンナー」のポスター! 実はボクは荒野の七人の彼の大ファンなのです。いまでも調子こいて「ハッ」と言いながら両手を合わせたりしていますから。

同じく売店にあった「月亭可朝っぽい熊」です。ま、この辺で捕獲された熊を剥製にしたらしいので、山でバッタリこいつと出合ったらと思うと、喜んではいられませんが。

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3.片側は絶壁! 恐怖のワインディングロード

駐車場から再びトンネルに戻り銀山平の方へ抜けます。ここからは尾瀬・檜枝岐村方面へ向かう道は再び「樹海ライン」と呼び名が変わるようです。んで、このあたりはこれまた超辛口なんですよ。

ここからは片道1車線なので対向車が来たらかなりビビりますねぇ。しかも数箇所、崖側にガードレースが無い場所もあるんですよ。高所恐怖症でネガティブ妄想癖のボクはその度に、脳みそがスポンジになって、そこから空気がブハァと漏れるような錯覚に陥ってしまいました! 

実はボクはこの道で「イヌワシ」が崖下から飛び上がっていくのに遭遇したことがあるのです! デカい鳥がいきなり視界に入ってきたときは、超ブッタマゲタのですが、イヌワシは子供の頃から大好きだった動物 NO.1なので、めちゃくちゃ感動しましたよ。

こうして「ヒヤヒヤ・ドキッチョ」しながらなんとか会津方面へと抜け切れたというわけです。めでたしめでたし♪