一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●霞ヶ浦レイクロードを走る


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1.湖畔を走る南岸

良く晴れた休日の早朝、気持ちいドライブをしたい、と思ったときの定番の場所が霞ヶ浦湖畔なのです。都心から1時間半程度で上の写真のような場所を走ることができるのですから、ひまつぶしドライブファンにとっては嬉しいったらありゃしないんですよ!

ボクは「走り屋」じゃないんですが、霞ヶ浦レイクロードは「純粋に車を走らせることの喜び」を実感できる道なんですよね。

霞ヶ浦を回る道は、その北岸側と南岸側とでは全く趣が違のですが、ボクはまず「レイクロード風味満載」の南岸側を走ることにしています。ここは、時折のぞく湖面の輝きや、空の青さと草木の緑との対比を堪能しながら、冒険気分で車を走らせる、そんな感じのドライブコースなのです。

南岸の道を走っていると湖畔近くにヤグラのようなものを見つけました。近づいてみると下の写真のような木造施設。上に昇ると霞ヶ浦が足元に見えるんですよね。子供の頃に見た「冒険ガボテン島」の見張り小屋みたいなんですよ!こういう秘密基地感が溢れる場所っていくつになっても男のロマンです♪

恐らく「弁財天」の別表記なんだと思います。神仏習合で弁財天は水上安全の神である「宗像三神」のイチキシマヒメと同一されることから、水辺には弁財天が祀られることが多いようです。

日帰り温泉を発見! ここを中心に霞ヶ浦小旅行を組み立ててもいいかもしれません。

かなりいい感じの古道具屋さんを発見!

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2.淡水魚フードが楽しい

車を走らせていると「なまず料理」「鯉料理」の看板が目立ちます。ともに霞ヶ浦でよく獲れるんでしょうか。しかしなんとなくブルジョワ風味のお店が多く、入る気になれませんww。ボクのお薦めはなんと言っても「霞ヶ浦大橋」のふもとにある「行方市観光物産館」ですねぇ。

ここには「なまずの肉」を使ったハンバーガー「なめパックン」や「鯉の肉」を使った「鯉パックン」なんてのも楽しめるんですよ!

「なめパックン」と「鯉パックン」。しかしハンバーガーって素人が撮影すると絵になりませんねぇ♪

納豆味噌というのもありました。こちら茨城県でしか買えないらしいですよ。

「行方市観光物産館」のすぐ脇から北岸へと続く「霞ヶ浦大橋」です。ここも実に気持ちいい道なんです。

実は一度、霞ヶ浦の南岸沿いにあったチョイと良さげな店で鰻を食べたこともあるのですよ。ま、一応大人ですからww。

これがそのお店。ファミリー層向けなので、安心して食べられます♪

なんとお茶うけのレベルが高いぞ!

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3.北岸はレンコンとカレーの街だった

霞ヶ浦の北岸には「蓮根畑」どこまでも続いているって感じなのです。なんでも土浦市は蓮根の生産が日本一なのだとか。当然、蓮根を使ったお惣菜などのお土産も多くて、JAの即売所のレストランでは「れんこんカレー」なんてメニューもありましたよ!

土浦は れんこん生産 日本一 (ちゃんと五七五になってる♪)!

南岸には古風な街並みが残っています。

しかしこれは「蓮根の産地だからカレーに蓮根を入れた」という安直なものではないらしいのです。実は「土浦はカレーの町」でもあるらしく、より個性的なカレーを作ろうとして「地元の蓮根を入れた」というのがその理由です。

あとで調べてみると、土浦のカレーの歴史は想像以上に古かったんですよ。なんと大正時代に開隊された土浦海軍飛行隊にまでそのルーツは遡ることができ、イギリス海軍より「毎週金曜日はカレー」という食文化を受け継いできたのがその始まりなのだとか。

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4.飛行船ツェッペリン号と土浦カレーの関係

これが「れんこんカレー」。シャキシャキしたレンコンがカレーが結構合うのです。 第1回土浦C-1グランプリの優勝カレーなんですよ!

昭和4年には、飛行船ツェッペリン号が土浦に立ち寄ったらしいのですが、そのときも飛行船のクルー達に土浦の名産品である「ジャガイモをふんだんに入れたカレー」を振舞ったとの記録が残っているそうです。

そのエピソードを元に、土浦ではカレーを使った町おこしをしているおり、「C-1グランプリ」なるカレーイベントまで開催しているのです。土浦カレーを紹介した つちうらカリー物語 なんて素晴らしいサイトがありますので、食べ歩きに興じても楽しいかも。

そんな土浦カレーの中で、今一番熱いのが「メロンカレー」らしいですよ。パッケージから想像するとメロン味の真緑のカレーなのか、と思うかもしれませんが、実際はなんとなくメロンの香がする肉が柔らかく風味の高いカレーでした。

メロンは肉ともスパイスとも相性が良い食材なので、そう考えるとメロンをカレーに使うというのは理にかなっているんでしょう。

そしてなにより、名称やパッケージ画像のインパクトはかなり強いのが良いですねぇ。霞ヶ浦ドライブのお土産としてはこれにつきるかもしれません。