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●宮城蔵王キツネ村で本能を磨け


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1.人間がキツネの檻に入るのです

普通の動物園は「檻の中に入った動物」を「檻の外から見る」のですが、この宮城蔵王キツネ村は生身の人間が「檻の中に入って」キツネと触れ合う動物園なのです。

当然、普通に危険がありますよ。キツネって、皆さんの想像以上に巨大だし、ヤツ等の牙はかなり鋭いのです。冗談じゃなく人間の指など簡単に噛み切られてしまうでしょう。

そういう意味でここは「最近、益々過保護になった日本」では、珍しいタイプの施設だと思います。乱暴な言い方をすれば「自分の身は自分で守れよ」というコンセプトなのですから。

とは言っても、動物の社会は基本的には「棲み分け理論」が働くので、お互いが過度に干渉しあわなければ、案外、平和な関係値は築けるのかもしれません。しかし繰り返しますが、一線を踏み外せば、当然、そこには「野生の掟」が支配するようになることは間違いありません。これ大事ですよ!

中には「キツネの口の中に自分の指を入れた写真を撮る人」なんかもいるらしいのですが、そんなことをすればどうなるか、ちょっと考えれば解るはず。

つまり宮城蔵王キツネ村は、ボクらが忘れがちな「本能」を再稼動させてくれる場所だと言えるかもしれませんよね。

「可愛い」とか言っていきなり抱き上げようものなら血を見ることになるかもしれません。当たり前です、彼らは「野生」なのですから。

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2.キツネってデカくて怖い

どうです、かなり強そうな面構えでしょ? ガタイもかなりゴツイのですよ。

こいつは比較的小さいですね。ていうか、大きなキツネは怖くてボクも近づいて写真を撮れなかったのです♪

基本彼らは「丸まって」いるようですね。確かに「カワイイ」ですが、くれぐれも必要以上に彼らの「領域」に入らぬよう。

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3.注意書きをちゃんと見ましょう

キツネに噛み付かれる事故が多い場所らしいです。

「危険」であることが前提の施設なのです。でもこれって「全ての自然」に言えることですよね。自然は優しく、そして恐ろしいのです。

寄生虫の怖さも忘れてはなりませぬ。寄生虫が付かないような対策は十分行われているようですが、しかしだからと言って「恐ろしいものは恐ろしいと理解する」というのが自然の中での基本スタンス。 帰るときにはちゃんと手を洗いましょう。

なぜか「バカボンのパパ」が登場。キツネとの関係性は思い浮かびませんでしたが、これでいいのだ!

このキツネ、カッコいいなぁ♪

そんな感じで「オッカナビックリ」しながら蔵王キツネ村で遊んできました。実は「おとなしく飼いならされたキツネ」もいて「キツネを抱っこして写真を撮る」なんてサービスもあり、家族連れには大人気でしたよ。

ボクなりの感想としては「獣たちに囲まれ恐怖することで、最近調子こいてきた自分を戒めることができた」ってとこですかねぇ(w) なんていうか「自然の中における自分の脆弱さ」を意識するとで「自分の精神がリセットできた」という感じです。こういう経験は定期的に必要なのかも♪