ボクもすでに半世紀以上を生きてきたので、それなりに経験値も増えてきたせいか、 ときたま「調子こいた野郎」になってしまうことがあるんですよね。
そんなときって、誰かに対して「薄っぺらい優越感」を誇示したり、 「ドロドロとした憎悪」を抱いたりしちゃうわけですよ。
でも、そういう感情って、結局は自分を苦しめることになるじゃないですか。
なので、そんなときボクはこの博物館を訪れ、「猛獣たちに襲われる自分の姿を妄想する」ことにしているんです。 そうすると「絶望的な恐怖心」に見舞われ、その結果、ボクの「調子こいた魂」はすーっと消え去っていくのだから、あら不思議♪
別の表現をすると、「猛獣たちの前では、ホクは全く無力な存在なんだ」と再認識することで「薄っぺらいプライドから解放されて自由になれる」という感じですかねぇ。
あえて言うなら「ねこの博物館」は「軽い悟りの境地」を体感できる博物館なわけです!
中央にいる比較的「小型」の彼でさえ、還暦過ぎた痛風持ちの男(つまりボク)なんか一瞬のうちに葬れる戦闘力を持っているはずです。
うわ、この巨大な頭! サバンナの草原でこんなのに遭遇したと想像しただけで、自分のちっぽけなプライドなんて消し飛んでしまいます。
もしもボクが「ギャートルズ時代」に生まれていたら、上のような「名前は知らないけど、とにかく恐ろしそうな獣」に怯えながら生きていかなければならなかったんでしょうねぇ。
年を取って安らかに天国に行くなんてことは、ほぼ不可能な時代で、この「名前は知らないけど、とにかく恐ろしそうな獣」に 手足を食いちぎられ内臓を屠られ苦しみながら地獄の底にたたきつけられた はずなんです。
そんな時代に生まれてこなかっただけでも、ボクは最高に「運の良い男」なんですよ! ああ、良かった(ホッ)。
そんなことを考えるだけでボクの調子こいた魂は浄化され、等身大に戻っていく感じがするんですよね♪
これまで書いたように、ボクにとっては「自虐的な精神浄化」をするための「伊豆 ねこの博物館」ですが、普通の人にとってはやはり「可愛らしい本物の猫ちゃんたちと戯れる場所」でしょうww
愛らしいツブラな瞳のネコちゃんがたくさんいますので、「猛獣に襲われる妄想」よりも「猫にモフモフされる」のが好きな方にとっても、とてもお勧めの場所ですよん♪