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●水木しげるの大妖界2016/サンシャインシティ


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1.水木しげるワールドに浸かってきた

2016/07/26(火)から2016/08/29(月)までのあいだ、東京池袋のサンシャインシティ・ワールドインポートマートにて開催している『水木しげるのGeGeGe大妖界』というイベントに行ってきました。

夏休みの子供向けイベントなのかもしれませんが、 日頃、数字や規則に縛られた生活を余儀なくされている身としては、精神の適切な『ゆらぎ』を回復させるためにも定期的にこういう予測不能・理解不能な存在との触れ合いが必須なんですよねぇ。

オソロシイ妖怪たちに囲まれることで、自分自身を縛る鎖がユル〜く融けていって、ちょっとだけ 自由になれた気がした53才(当時)の夏 でしたww

鬼太郎誕生前の『お父さん』と『お母さん』。2人がこの後どうなったのかは作品で確認してください♪

ボクにとって永遠の憧れ『ねずみ男先生』。

子供の頃、母の実家でなんとなく見たことがある『座敷童子』

『貧乏神』たちも多種多様だ

夢の中ではよくコイツにトウセンボされる

これ何だっけ?

デカイというのはそれだけで怖い。名前忘れた♪

熊野にはいまもいるらしい『一本ダタラ』

埋葬されなかった遺体が『ガシャどくろ』になるらしい

四国にはよくいるらしい『山爺』

ビジュアル的には一番好き!『百目』

名前は忘れたが妖怪っぽくてマル

今となっては何者か分かりません♪

彼は誰?

ちょっと南国風?

唇が魅力的♪

なんか宇宙人ぽい。

圧巻だったエリア。部屋をこういう風に改造したい!

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2.今こそ、妖怪が必要とされている時代なのだ。

この会場の入り口に、水木先生の言葉で実に見事に妖怪を表現された文章が掲示されていました。素晴らしい文章なのでそのまま掲載します。

  妖怪は、目には見えない けれども、いるのだ。
  妖怪、すなわち化物などというものは、
  結局、感じのもの、ある種の霊だと思う。
  形は定かでないが、子供の時なんとなく
  夜の便所になにかいると感じた人は多いと思う。
  私は子供の時から妖怪の話をきくたびに
  いろいろ頭にそのイメージをえがいていた。

まさに『水木節』! 実に良いですねぇ。 こうした「妖怪を感じる力」こそ、最近ますます調子こいてきた人類にとって必要だと思うのですよ。

『ケサランパサラン』の正体とも言われる『毛羽毛現』

静かな沢でバッタリ会いそう

荒れた海には出てきそう

人気のない夜道には確かにいる

日本昔話にも出てきたぞ

『おとろし』という名前らしい。確かにおとろしい。

これは例の「ローンブロゾー」と叫ぶヤツとは違うのだな

今回『悪魔くん』と『河童の三平』を買ってみた! 感想は後日どこかで

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3.あくまでもユル〜く♪

この人たしかフランケンにもなったよなぁ。。

ボクは妖怪は大好きですが、いわゆる「実際に存在する存在(表現がw)」であるかどうかについては全くコダワッテいません。

妖怪は「妖怪を考えている自分の頭の中に存在している」とするのが基本的なスタンスですし、そもそも「世の中の全てのものは、それを考えている人の頭の中に存在しているだけである」という考えです。

もう少し細かく言うと、「実際の存在そのもの」はもしかしたら存在しているかもしれないけど、結局ボクらが認識できるのは「自分の感覚器官を通じて知覚認識できたものを、自分の脳内で組み上げたビジョンのみである」という感じでしょうか。

なので「妖怪の存在」については、“不確定のままで放っておく” というスタンスを取っているのですが、これもまた実に愉快だったりするわけです。 そうなんです、ボクにとって妖怪とは、「それと接することで愉快な気分になれる存在」なわけなのですよ♪

『水木しげるのGeGeGe大妖界』公式サイト

会場内にたまに現れる“ちゃんちゃんこを着た人”

今回は2016年夏のイベントを紹介しました。