海岸線を走っていたら目に入った「くじら館」の文字。当然、入ってみますよね♪
伊豆の西海岸を走る国道136号線を結構南下していった辺りに「雲見海岸」という場所があります。アングラー達には結構有名な場所らしいのですが、この辺りは海の色も鮮やかで、海岸線もホントに綺麗なんですよ。そんな場所に1977年(昭和52年)4月15日に、体長12メートル、体重20トンの「セミクジラ」が迷い込んできたらしいのです。
今の時代なら「迷い込んだ鯨」を沖に返すなどの「調子こいたヒューマニズム」が発揮されそうなのですが、時代は高度経済成長の真っただ中、日本国民は皆「血気盛んなエコノミーアニマルだった時代」ですから、恐らく寄ってたかってこの鯨を打ち殺し、その肉に喰らいついたのでしょww
この「雲見くじら館」には、その時の鯨の骨格標本が展示されているです。
海岸側から見るとこんな感じです。
とにかく「絶景地」なんですよ!
これがその骨格標本です。結構迫力があるんですよ!
解体後に地面に埋めて残りの肉を腐敗させるという方式を取ったみたいです。
まるで「宇宙船」を彷彿させるフォルム。超カッコイイです。
これはもしかしたら「アレ」の部分? 骨があるの? どうやら「陰茎骨」という骨があるらしいですが、これがそうなのかな?
鯨にも「耳孔」があり人間同様に「耳垢」がたまるらしいのです。しかし身体の構造上、自分で耳垢を取る事ができないので、耳垢が年々「層状」にたまっていくとのことなので、捕獲したくじらの耳垢を調べることで、その鯨の年齢を推定できるという説明が展示されていました。
「耳垢取り」はボクの「数少ない楽しみのひとつ」なので、それができない鯨って可愛そうに、って思っちゃいましたねぇ。このことが「雲見くじら館」で一番強く感じたことでした。
昔、洪水で「牛が流された」という逸話から名付けられた「牛着岩」です。別名夫婦岩とも呼ばれているらしいですねぇ。雲見海岸からの展望です。