勇壮な中にも洗練された曲線美を持つ岩肌。なんとも会津らしいです。
「へつり」とは「山かんむり」に「弗」と書く漢字が充てられていて、会津の方言で「断崖・絶壁・急斜面・川岸」などを表す言葉のようです。「岸壁・・」ということで「頑固な険しさ」を想像させてしまいますが、やはりそこは会津です。「険しさの中にも洗練された美が存在する」のが会津らしさなのですから。今回はボクが感じた「塔のへつり」の中の「会津らしさ」を紹介したいと思います。
このスケール感、そして水の色の美しいグラディエーション。なんとも会津らしいです。
優美な曲線、なのに頑固そうな岩肌。なんとも会津らしいです。
どれもこれも皆、会津らしいです。
観光客は「会津らしさ」に見とれていました。
擬人化した(というより人間の方が神に似せて作られたらしいですが)神を崇める西洋とは異なり、我が国では「勇壮な自然そのもの」に「神の存在を感じる」という文化を持っているわけです(という解釈で良いのかな?)。もともとは「塔のへつりの勇壮さと美しさそのものを崇めていた」わけで、その後、その場所を「神聖なる存在が宿る」と捉え始めたのでしょうね。つまり「へつり」そのものが「神」なのですよ。
神聖な場所故、菩薩さまも宿るというわけです。
この手の異形がたまらなく好きです♪
「阿型」もかなりいい感じです♪
それぞれの岩に名前が付けられていました。
「卑怯なふるまいをしません」を「宣言」として掲げるとろこが、まさに会津らしいのです。
サンショウウオ料理は「南会津の特産品」です。これも会津らしさの一つです。(横の凶暴なヘビっぽい何かが怖いです)
どうやら「コブラ」も会津らしさの一部のようでした。
「日本一おいしいお酒が飲める郷」まで「宣言」しているところが、ボクが一番大好きな会津らしさですねぇ♪ 駅によっては「種類豊富な日本酒を注いでくれる自動販売機」なども設置されていたりするのですよ。
会津鉄道会津線です。単線というところにグッとくるわけです。
本数が少ないので、時刻表を確かめてから訪れてください。
会津の日本酒と地元の肴を味わうのが大好きで、ボクは定期的に会津地方を訪れるのですが、酒と肴だけでなく美術工芸品の美しさも会津の魅力なんですよね。そして上にも書いた「会津精神」みたいなのもやはりボクを惹きつける理由のひとつなんです。
これからも会津ネタはどんどん発表していきたいと思います♪