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●「人間は肉を食べるとエロくなる」と思っている。

我々霊長類には、単なる『栄養源補給』としてではない『食肉文化』があるはず、というのがボクの持論です。尚、今回『肉』というのは『哺乳類の肉』を指しています。

立花隆氏の名著『サル学の現在』でも紹介されていますが、「チンパンジーやある種のサルにとって、肉を食べるという行為と『集団的興奮』との間には強い関係性がある」という学説があるようですねぇ。

立花氏の著作では『子殺し』における食肉を論じているので(※)、全ての食肉が集団興奮と関連性を持つのかは不明なのですが、“ 群れのαメイル(いわゆる「ボスざる」)追い出し、群れを乗っ取った新αメイルが、元αメイルの子供を殺し、その肉を群れ全体で食すことで、群れ全体が興奮状態になるり、その事がその群れの結びつきを強化する” という説が書かれています。

※チンパンジーやある種のサルは、子を殺し、集団で興奮状態になりながらその肉を食すというカニバリズム的な振る舞いをするのです。詳しくは著書を読んでください。

皆さんも、肉を食べることで身体が火照り、精神が高揚するという体験はなんどもされていると思います。また、仲間内で肉を食べることで連帯感が増すということについても、異論はないと思いますが、いかがでしょう。

ボクは、「肉を食べる」という行為の中にはなんらかの魔力があると感じているんです。 肉を食べたくなる理由は単に「美味しいから」「お腹が減ったから」という理由とは別のなにかがあると思うのですよ。

ちょっと考えてみてください。肉を食べるという行為は「他の生物の生命を食らう」ということに他ならないですよね。もちろん植物を食べようが魚を食べようが、それは同じなのですが、我々と「近隣の種」である哺乳類の肉を食べるという行為には、他の食物を食べることとは違った、なにか特別な意味がありそうな気がしませんか。

もしかしたら、肉を食べるという行為が我々のDNAに刻み込まれた「同類の子を殺し、その肉を食らう」という罪の意識を目覚めさせるのではないでしょうか。

そして快楽は、罪の意識の中にこそ存在するもの。

だから肉を食べることで幸福感を得られるのではないでしょうか? ボクはそんな気がしてならないのです。

まとめてみると・・・

「肉を食べることによってDNAに刻まれた罪の意識が目覚め、それにより人は快楽を得る。」ということです。これをボクは「肉食における原罪と快楽との法則」と呼んでいます。