恐らく初めて聞いた人も多いと思う「しゃくし菜」ですが、正式には「雪白体菜(せっぱくたいさい)」という仰々しい名前が付いているようです。ボクも今回、西武秩父駅の売店でこれを見つけるまで(たぶん)食べたことも聞いたこともなかったんじゃないかなぁ。
「(ご飯をよそる)しゃもじ」に似ていることから、秩父地方では「しゃくし菜」と呼ばれている、と商品説明がありましたが、「しゃくし」とは「しゃもじ」のことですかねぇ。(あっ、「猫も杓子も」の「しゃくし」か!)
しゃくし菜の漬物の商品説明では「漬物にすると歯切れがよく、乳酸発酵が進み、古漬けになるとべっこう色になって、風味がより増します。油で炒めてよし、まんじゅうやおやきのあんにもぴったり。淡白な味なので、色々な料理レシピの素材としても大活躍!」と書かれていました。なかなかヤルなぁ、しゃくし菜!
このしゃくし菜、どうやら秩父地方の名品のようで、冬の寒さが厳しい典型的な内陸気候で、土壌が粘土質や石間のため長大根の生育が難しいこの地方の自然にあった食品のようです。
上のような「漬け込んだだけの しゃくし菜」も販売されていましたが、しゃくし菜初心者のボクはまずは下の写真の「油でいためたもの」を購入してみたのです。
この「しゃくし菜の油炒め」をどうヤッツけてやろうかと考えた末、最初にチャレンジしたのが「オムレツに乗せて食べてみる」でした。
これはこれで良かったのですが、ちょっと塩味が足りない感じで、プラスアルファーの何かが必要かなという感じですかねぇ。
で、次に冷ややっこに乗せて、自家製の「生ラー油」(これはこれでボクの秘伝の味なのです)をかけて、「煎りごま」を散らしてみました。
これが美味いのなんのって!!!
恐らく「しゃくしな油炒め」+「自家製 生ラー油」+「煎りごま」という組み合わせが最強なのでしょう。これは何にでも合いそうです。
ただ乗せただけじゃ、ちょっと味が弱いという感じ。
これぞまさに「最強」。しゃくな油炒め+自家製 生ラー油+煎りごまならば、オムレツにも合うのかな? これは今後の課題です!