ボクらより上の世代には常識(w)なのですが、21世紀世代の人って「梅干しとの喰い合わせ」って知っているのかなぁ? つまり「鰻と梅干とを一緒に食べると身体に悪い」という通説があるのですよ。
実は上の写真は「梅干しを練ったものが鰻の下にたっぷりと入った鰻丼」なのです。結構有名なお店の料理なのでご存じの方も多いと思いますが、昭和以前世代にとっては「結構、冒険的な料理」ですよね♪
かなり「禁断感」のある料理でしたが、実際に食べてみるとこれが凄く美味しいんですよ! 鰻のかば焼きの濃い味と梅干しの酸味って、実は相性が最高に良いんです。
じゃあ、なぜ「梅干しと鰻は喰い合わせが悪い」なんて言われていたのでしょうかねぇ?
なんでも「美味しすぎて食べ過ぎて貧乏になるから、喰い合わせが悪いということにした」なんていう説もあるようですが、ま、これはこれで正しいようなインチキなような・・・。
とにかく美味いことは間違いなかったので(人による?)、興味のある方は「覚悟を決めて」チャレンジしてみてくださいな♪
迷信なのか、科学的根拠があるか、ま、それはよく分からないのですが、鰻と梅干以外にも、結構「喰い合わせが悪い」という食材はあるようですね。
■天ぷらとスイカ 天ぷら(油)とスイカ(水)を一緒に食べると、スイカの水分で胃酸が薄まってしまい、天ぷらの消化が悪くなる……という理由らしいです。
■カニと柿 カニは海のもの、柿は山のもの。両方を一度に手に入れようとすると、流通の問題でどちらも「腐りかけ」になってしまうため、避けた方がよいという話でした。
もしかしたら、「猿蟹合戦で 蟹は柿をぶつけられて死んだ」という話から生まれた喰い合わせなのかなぁ。それとも「喰い合わせが悪い」ということから猿蟹合戦は作られたのでしょうか?
ま、ボクとしては迷信よりも「自分の味覚や胃袋を信じる」タイプなので、試して美味いなら「それもいいんじゃないの」というスタンスなんですけどね。