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●「5.樹海コース」を歩いてみた


今回踏破したコースです


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1.今回のルートの説明

東海自然歩道の公式ページに書かれている「樹海コース」という名称から、「道に迷って挙句の果てに白骨死体になってしまう恐れがあるんじゃないのか」と思う方もいるかと思いますが(いないかww)、「東海自然歩道」と銘打ってあるわけなので、そんなはずもありません♪

ただ、本当に樹海の中を歩くルートなので、富士山のすぐ近くを歩いているにも関わらず、頭上は木々で覆われているので、樹海の中からはあの美しい姿を見ることができませんでした。そのあたりは「さすが樹海だ」という感じです。

東海自然歩道のコースを歩いている分には道に迷うことはありませんが、ちょっとふざけてコースを外れたりすれば、前後左右、そして頭上を見ても「木」しかありませんので、かなりヤバいことになりそうな予感は拭えませんねぇ。

しかし、ちゃんとコースを歩いている分には、定期的に「標識」が建てられていますし、勾配もほとんどなく、道もちゃんと踏み固められているので、哲学的思考をしながらの散歩にはちょうど良い感じのルートなのです。

また、何か所か樹海から出るところもあり、そこで目に入る「紺碧の空を背景にそびえたつ富士山の姿」には、思わず声を上げてしまうほどなんですよ!

更に「氷穴」「風穴」「コウモリ洞窟」などの「オマケ」もたくさんあるのも嬉しいところ。今まで歩いた中では一番「自然歩道」っぽいルートでした。

早朝から歩き始めたので、この手の施設はまだ開場前。ま、実は何度か入ったことがあるので、今回は潔く歩き続けました。

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2.最強兵士の訓練場所

この手の話が好きな人にとっては常識ですけど、日本が誇る陸上自衛隊の最精鋭兵士である「レンジャー」になるためには、この樹海の中で「ヤバいくらい厳しい試練」を潜り抜けなければなりません。

興味のある方は是非「自衛隊 レンジャー 樹海 訓練」でググって欲しいですが、レンジャーの証である「レンジャー徽章」を得るために乗り越えなければならない厳しいの訓練の最後に、この樹海に数日間籠り、睡眠時間も日々1〜2時間という極限状態でのサバイバル訓練があるのです。

レンジャーに挑むような屈強な兵士でさえ、この訓練で脱落される方も多々いらっしゃるのですから、その凄まじさ度合いは容易に想像できますよね。

しかし繰り返しますが「東海自然歩道の樹海コース」を歩くだけなら、普通の人でも大丈夫ですので、そこんとこヨロシクです♪

噂では「樹海の中のくぼ地には有毒ガスがたまっているような場所もある」ようで、知らずにそんなところに入ってしまったとしたら・・・。

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3.静かな森の中をひたすら歩く

標識に沿って歩いている分には「白骨死体」になることはありません。

8時18分に河口湖駅に到着し、前回のルートの最終地点である「紅陽台バス停」までタクシー(3850円)で移動しました(結構待たないとバスが無かった)。

だいたい8時50分ごろにバス停に到着し、そこから「東海自然歩道」の入り口を探したのですが、なかなか見当たらず、ようやく見つけたのが「富岳風穴」の入り口近く。

本当はもう少し手前の「鳴沢氷穴」や、さらにその前あたりから「東海自然歩道」はあるはずなのですが、鳴沢氷穴がまだ開場前で、「この道の先に東海自然歩道があるはず」と思える道が「通行止め」だったため、139号線を「富岳風穴」までとぼとぼと歩いたというわけです。

結構日差しが強かったのですが、東海自然歩道に入ると樹海が日光を遮ってくれるし、心地よい風は吹いているし、地面は落ち葉でふかふかだし、最高の「自然歩道」だったのです。

この苔のむしかたが実に哲学的です。

結構開けた道もありました。実に素晴らしい散歩道ですよ!

本栖湖が樹海コースの出口です。出発点の「紅陽台バス停」からここまで歩くのに(途中道草もしましたが)5時間15分かかりました。

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4.本栖城跡に立ち寄る

今回のルートの途中で見つけた「本栖城跡」の標識。当然、登ってみました。

最初が結構急こう配&狭い道幅でしたが、その後はやはり「森の中を進む道」になり、結構サクサク歩いていける登山道です。

ここが「城跡」。周りの木が茂りすぎていて、期待していた「見晴らしの良い高台」のイメージはまったくありませんでしたおww

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5.思わず声を上げてしまった!

本栖湖のほとりに出たときにいきなり現れた風景! このコースの所々で富士山は見えていたのだけど、やはり「湖の背景にある富士山」のインパクトは絶大です。マジで「おおーー!」と、ジャンボ鶴田張りの声を上げてしまいました。

本栖湖湖畔近くの「本栖湖観光案内所バス停」に到着したのが14時25分過ぎ。時刻表を見ると「1日に3本しかないバス」の次の到着時刻が14時25分ではないですか!

しかし前回のミス(時刻になってもバスが来ないので、このバスは廃線になったのかと歩き出したら、途中でバスに追い抜かれた件)を踏まえ、最低でも15分は遅れるはず、とゆとりをもってバスの到着を待つこと10数分。案の定、バスが来たのが14時40分過ぎでしたよ♪

ゆうゆうとガラガラのバスに乗り、景色を眺めながら河口湖駅へと向かいました(1030円?)。

バスの中から見た富士山。次は雪で飾られた姿を見に行きたいです。