正確には「mole poblano」と書き、メキシコのプエブラという州の名前がその語源らしいです。てことは「ポブラーノ」というよりも「プエブラーノ」という発音の方が近いのでしょうか?
これは「料理」というよりは「ソース」の名前で、メキシコではかなり一般的なものらしいですねぇ。
そのレシピが日本人には実に刺激的で、簡単に言うと「トウガラシ」と「ナッツ」と「チョコレート」などを混ぜて作るのです。「チョコレート」ですよ「チョコレート」!
こうした「日本人にとっての未知の領域」の存在を知ったからには、足を踏み入れないわけにはいかないじゃないですか。そんなわけで ネットでいろいろ探してみた結果、今回はモレ・ポブラーノを使った鶏肉料理をネットでお取り寄せしてみたというわけです。
果たしてどんな衝撃を与えてくれるのやら♪ プランチャー!!
一見「デミグラスソース」のように見えますが、食べてみると「独自な風味」が口の中に広がってくるのです。メキシコ料理ですから「スパイシー」な感じは想像できたのですが、際立っているのは「苦味」なんですよ。
「チョコレート」っていうと普通「甘い味」を想像してしまいますが、当然、カカオそのものに「甘さ」は無く、ボクらが普段チョコレートを食べて感じる「甘さ」というのは、含まれている砂糖によるもので、カカオそのものは(最近のカカオ度数の高いチョコレートからも判る通り)苦いんですよね。
そうなんです、モレ・ポブラーノの味は「スパイシーな辛さ」と「苦さ」とのハーモニーなんですよ!
これには正直驚きました! この「辛くて苦い味」というは、ほとんどの日本人にとって「未知数の高い味」なんだと思いますねぇ。
今回、ボクは下の写真のように、トルティーヤとコロナビールと一緒に食べたのですが、次はテキーラと一緒に楽しんでも良いかなって思いました。ボクにとってはそれくらいインパクトが強い味だったのです。
もう少し勉強して、メキシコの人はこれをどんな組み合わせで楽しんでいるのかを調べたうえで、次回は食べ合わせを変えてチャレンジしてみたいと思います。
メキシコ料理、実に奥が深いです!
カカオの香りがほんのり漂ってきます。
メキシコ料理と言えばやはりトルティーヤとコロナビールですよね♪
次回は同じトルティーヤでも「トウモロコシ粉100%の自作トルティーヤ」とかに合わせてみたいと思います。
原材料やカロリーはこんな感じ。ちゃんとチョコレートが入っているぞ。
他にもたくさんの海外料理のレトルトが販売されています。世界のごちそう博物館
商品と一緒に楽しいチラシが届けられました♪
この「世界のごちそう博物館」では、本当にたくさんの珍しい「世界の料理」や「珍しい料理」のレトルトを買うことができるのです。(「魔女のごちそうシリーズ」なんて楽しい料理もあります♪)
とりあえず、当面はこのサイトで「食の冒険」を続けてみたいと思います。
モレ・ポブラーノのレトルトを包んでいる紙の裏側にもこんな気づかいが! なんかとても良い雰囲気が漂っていますよねぇ、ビバ! ビバ!