ガンボとは「Gumbo」と書き、アメリカ合衆国南部一帯に広まっている料理です。
Wikipediaによると「基本的には濃いスープストック、肉または甲殻類、とろみ成分、および『聖なる三位一体』と呼ばれる野菜(セロリ、ピーマン、タマネギ)で構成される」とのことなのですが、セロリ・ピーマン・タマネギを『聖なる三位一体』と表現してしまうのは、キリスト教信仰心が深いのか浅いのか、ちょっと微妙なところではありますよねぇ♪
「とろみ成分」としては「オクラ」が使われることが多く、そもそも「Gumbo」という名称自体、「オクラを意味するアフリカ南西部の言葉が訛ったもの」という説があるようです。
「オクラ」がアメリカ合衆国に入ってきた経緯は、悪名高き「アフリカ人の奴隷貿易」に由来するようなので、そういう意味ではパッケージ書かれていた「黒人文化とヨーロッパ文化の融合」という文言は、(ま、正しいと言えば正しいのでしょうけど)「気弱なモラリスト」であるボクとしては、声高らかには発せられないかなぁ・・・。
「ガンボ」自体は、ボク自身これまでに何度も食べたことがありますし、実はボクは以前、某オサレなレストランの店長をやっていたことがあるのですが、その店の季節メニューにしたこともあったくらい、なじみ深い料理ではあります。
今回はレトルト食品の「ガンボ」ですが、トマトの甘味酸味とスパイスの刺激、そして「青っぽい野菜の匂い」がオクラのとろみで融合されていて、最近のレトルト食品のレベルの高さを感じましたねぇ。
ボクはスパイシーな料理が大好きなので、これに自宅で栽培しているコリアンダーの葉やイタリアンパセリを入れ、パラペーニョソースをたらして食べましたが、一般的な日本人には食べやすい味だと思いますよ。
下の写真に写っている「緑色の液体」は、ちょっとミントシロップを多めに入れてつくった「ミントジュレップ」です。アメリカ南部の料理にはピッタリな感じがしませんか♪
ミントジュレップは、ジプロックに入れた氷をトンカチで叩いて砕き、ジャックダニエルとモナンのミントシロップを注ぎ、上に自宅栽培のミントの葉っぱを叩いて乗せて作りました。ガンボに結構合いますよん♪
なんとなく「ガンボには木の器だろう」と思ったわけです。
原材料やカロリーはこんな感じ。「聖なる三位一体」は入っていないバージョンのようです。
他にもたくさんの海外料理のレトルトが販売されています。世界のごちそう博物館
商品と一緒に楽しいチラシが届けられました♪
この「世界のごちそう博物館」では、本当にたくさんの珍しい「世界の料理」や「珍しい料理」のレトルトを買うことができるのです。(「魔女のごちそうシリーズ」なんて楽しい料理もあります♪)
とりあえず、当面はこのサイトで「食の冒険」を続けてみたいと思います。
ガンボのレトルトを包んでいる紙の裏側のイラストです♪