2015年前後のことだったと思いますが、超珍味「ヘシコ」をあてに美味い酒を飲むことを目的として、北陸地方を数泊しながらドライブしていた時の話です。
福井県の敦賀という町のビジネスホテルに泊り、近くの歓楽街を物色していたときに偶然見つけたのがこの「松本零士ストリート」だったのです。あ、この名称はボクが勝手に付けたものですけどね。
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ところで、かつて東京とパリとを結ぶ「欧亜国際連絡列車」という夢のような列車があったそうです。
東京(新橋駅)を出発した列車が敦賀港に着くと、 乗客はそこからウラジオストック行きの船に乗り換え、シベリア鉄道を経由して合計17日でパリに到着するルートだった のだとか。
そんな時代の敦賀のイメージと、地球を離れ遠い宇宙を目指す作品のイメージとが重なるためでしょう、 現在、敦賀は「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像が立ち並ぶ、「松本零士ストリート」(ボクが勝手に命名)が つくられたのでした♪
敦賀「松本零士ストリート」を歩きながら、ボクが感じたことをツラツラと書いてみたりして・・。
無情の旅に誘う男: 「帰りの列車には何故か乗客が一人も乗っていません」 じゃあ、旅立った人はどうなってしまったのだろうか? しかし人生だって「かつていた場所」へは二度と戻って来れないんだ。
宇宙に夢を抱くも戸惑う少年: 外の世界を夢みて、そこで生きている男に憧れることはできても、 自分自身が「その場所」に旅立てるか否かはまた別のこと。 決断のできない自分にモドカシさを感じ続けていた、そんな時代。
遠い世界で手招きする女性: 微笑みながらただ手招きをするだけの女性。 しかし「その場所」に何があるのか、そこまでの道のりに何があるのかは決して語ってくれない。
ともに旅をしてくれる美少女: 旅立ちを決意した時に、目の前に現れた一人の美少女。素性も目的も告げてくれないが、憂いを秘めたその微笑に勇気をもらい、歩き始めた青春の日々。
優しい母を想うときも: 母の愛に庇護されていた時代の甘美なる思い出。決して戻ることは出来ない安らぎの日々だが、時には勇気を与えてくれることもある思い出。
強い女性に惹かれるときも: 力強く一人で生き抜いている女性との出会い。 その強さと美しさに惹かれるも、彼女とは住む世界があまりにも違っていた。
避けられぬ別離も: 人生が旅なら、旅には避けられない別離もある。しかし未練を断ち切れるほど人間は強い生き物ではないのだ。
新しい出会いもある: 偶然がもたらす新しい出会い。でもそれは悲しい別離の始まりだということにも、既に気づき始めた頃。
後悔したり: 後悔するなら最初からするな、と言われても、これも男のサガなので。。。
また、後悔したり: おっかない女性と関係を持ってしまったり。。。
友を想い: 青春時代の熱く燃えていたあの頃や、友との想い出に浸るときもある。
恩師や同僚を想い: 世話になった人たち、偉くなった同僚たちを想うときもある。
ま、飲め!: 生きてた時間だけ辛い想い出もあるけれど、 それもまた、酒を呑む口実になってくれる。悩むより、呑んで忘れろだ。
理論に振り回されない存在: 結果とか、効率とか、そういうことだけじゃない。 常に「遊び」を楽しんでいたい。
自由に宇宙を旅する船:ご存じ「アルカディア号」と「クイーンエリザベス号」。「自由に」と書きましたが、この船および乗組員たちは、けっこう「面倒くさい宿命」を背負っているので、今のボクの方がはるかに「自由」なんですけどね♪ ま、それは置いておいて、「自由」と「旅」のシンボルには違いありません。
ここから乗るととんでもないところに連れていかれそう:ネジの身体になるのはイヤだなぁ。「大四畳半惑星」ぐらいで、ボクは途中下車したいですね。
やっぱりたどり着くのはこういう場所がいいですねぇ:敦賀はなぜか「おでん」の町のようです。いたるところに「おんでの看板」がありましたよ。
別の記事で書きますが、ヘシコも北陸の酒もすごく旨かったです♪ 機械の身体だと味もわからず、酒に酔うこともできないらしいので、ボクは遠慮しておきます♪