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●恋と愛との間にある縁結びの神社


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1.恋と愛とをつなぐ只見線(照れるぜ)

こんな絶景地を走る鉄道なんですよ!

只見線を復旧させよう!

新潟の米どころ、魚沼の小出から福島の会津若松まで走る只見線という鉄道が走っています。日本でも有数の絶景地を走ることで有名なので、特に旅行や鉄道が好きではなくても、ご存じの方は多いのではないでしょうか。

この只見線ですが、2009年の大雨のために途中の只見駅から会津川口駅までの区間が不通になってしまいました。しかも、2021年現在に至っても、まだ復旧はされていないというのが現状なのです。

ボクはこの地に2019年5月に訪れ、近隣をぶらぶらと4泊もしながらドライブしていたときに、「只見線の復旧を促進させるための『ちょっとと照れくさいイベント』が実施されている」ことを知ったのですが、 そのキャッチフレーズが「恋から愛へ」というフレーズだったのです♪

由緒正しい縁結びの神社

これは只見線の両端の駅である「小出」と「会津若松」とをかけたもので、つまり「小出⇒コイデ⇒コイ⇒恋」と、「会津若松⇒アイヅワカマツ⇒アイ⇒愛」ということなのですよ。人生の終盤に差し掛かったボクとしてはかなり照れくさいフレーズですけどね・・・。

そして、「恋と愛との中間地点」である「只見駅」には、平安時代以前から「縁結び」として知られた神社があるというのです!

拡散してくださいませ!

これだけのアイテムが揃えば、もっともっと有名になって、調子こいたカップルがひっきりなしに訪れてもおかしくはないのですが、ま、交通の不便なところではありますし、地元のささやかなイベントなので、ほとんど知られていないんですよねぇ。ボクがこの神社を散策したときには、ほぼ誰ともすれ違うことはありませんでした。

しかし、只見線の復旧には、いろいろな人たちに只見線の素晴らしさを理解していただく必要があります。なので、ボクも超微力ながら貢献したく、照れくさいのを我慢して、こんな記事を書いてみた次第なのです。

ちょっと錆ついてしまっているのが残念です。

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2.縁結びのパワースポット

只見駅で入場券を買うと、売店でケースをもらえます。

その縁結びの神社の名前は「三石神社」です。 名前の通り「三つの石」がこの神社のキーアイテムなのです。

三石神社は只見駅から10分程度の所にありますが、車で行く場合、駅近くの踏み切りは車両通行止めなので、少し小出よりに走りったところにある踏み切りを渡る必要があり、若干遠回りをする必要があるので要注意です。

さらに、三石神社はちょっとした里山の中にあるので、調子こいてハイヒールとかで進もうとすると結構アレなので、スニーカーとかを履いてきた方がよいかも。

そして、三石神社に行く前に、只見駅で三石神社のパンフレットをもらうことを強くオススメします。 後述する三つの石の場所(特に泪岩の場所にボクは迷った)や「縁結び三石清水」の場所など、あらかじめ知っておくと精神的に楽ですからね♪

この鳥居からしばらく里山内を歩いていく必要があります。

「縁結びの三石清水」というなんとも縁起のよい名前の湧水です。

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3.三石神社の三つの石

↑の写真が「縁結びの岩」。多孔質の岩の下に社を建ててあります。

多孔質の岩の穴にコヨリもしくは真綿を通して、親指と小指とで結ぶと縁が結ばれるとのことだけど、器用な人じゃないとなかなか難しいですねぇ。縁結びもなかなかコツがいるようです。

付き合い始めたカップルが、小出駅から只見線に乗って、只見駅で降りて三石神社でコヨリを通し、更に只見線に乗って会津若松駅まで行くなんて、調子こいたカップルツアーみたいなものが出てきそうです♪

上手にこよりが通されていますが、実際にやってみると結構難しいですよ。

ここが「一の岩」。「この穴の中に頭を入れてお祈りすると、頭もよくなり頭の病気も治る」らしいのですが、こんな穴に頭を入れる勇気はボクにはありません・・・。

ここが「泪岩」。一年中岩から水がしみ出しており、その水で目を洗うと眼病が治ると言われています。

この縁結びイベントや只見線の絶景の素晴らしさを通して、多くの方に只見線を知ってもらうことで、一日も早い只見線の完全復旧が実現して欲しいです!