大都市東京にもいくつかの「暗部」があって、その一つが「自動車道路なのにも関わらずタクシーが通れないくらい低いトンネル」というのがあります♪
要は「屋根の上の提灯」がぶつかってしまうというのが、その理由なのですが、一般的には今回紹介する「4つの低いトンネル」が「タクシーが通れないトンネル」ということになっています。
それ自体、不便なことではあるのですが、「低いトンネル」には「魔力」があると思うのですよねぇ。
ボクは子供の頃から背が高く、家の鴨居や電車の入り口に頭をぶつけることが多々ありました。 その「痛い経験」が「低い天井にたいする恐怖心」を芽生えさせ、いつしかそれが逆説的に「堕落へと導く悪魔の囁き」のような存在になってしまったのです。
簡単に言うと「怖いけど行ってみたい」という感情ですねぇ。これはきっと背が高い人の大多数が感じていることだと思うのですが、いかがでしょう♪
そうなのです、身長180センチ以上の人は「低いトンネルに悪魔の囁きを感じる」ことができるのです!
品川駅の北側にある、まるで異次元空間のような、低くて長くて暗いトンネルです。
おそらく都内にある「自動車が通るトンネル」としては最低高のトンネルだと思います。 ボクの「同業者」の方々にとってはあまりにも有名なトンネルですよね。
制限高は 1.5メートルで、長さも250メートルほどあるので、圧迫感は相当なものです。もしかしたら実際の天井の高さはもう少しあるかもしれませんが、身長183cmのボクは膝と腰を曲げた状態で通るほかなく、小走りすることすら、頭が天井にぶつかってしまうためにできません。
そういう意味でも、先に書いた「低いトンネルの醍醐味」を120 %堪能できるトンネルといえるでしょうねぇ♪
タクシーの提灯が壊れる事故がよくあるらしいのですが、車だけでなく、バイクも、おばさんの自転車も結構みんなスピード出して走っているんですよ、ボクには怖くて絶対にできません。
ボクは身体がデカくて頭をぶつけ続けてきた人生を歩いてきたので、「狭いところに入ると本能的に身をかがめ、ゆっくり行動する」ということが、DNAレベルに刻み込まれているので、「数値的に絶対にぶつからない」という車高の車を運転していたとしても、限りなく徐行をして、後ろの自動車からクラクション攻撃を受けることになってしまうでしょう。
そう考えると、「トンネル内をスピードを出して車を走らせることができる人は背が低い」という法則が成り立つかもしれませんねぇ♪
都営新宿線の西大島駅から少し行ったところにあるトンネルです。グーグルのストリートビューでもちゃんと見ることができるので、探してみるのもいいでしょう。
スペック上は「1,6メートル」ということですが、トンネル内の高さは結構ありますねぇ。身長183cmのボクでも、いきおいよく弾みをつけて歩かなければ、普通に歩くことができます。
ただ、トンネル自体がゆるやかな坂を下った場所にあることから、坂の上から見ると実際以上に圧迫感を感じます。自転車でここを通り抜けようとするときには、ボクだったら手前で一旦止まって、恐る恐る潜っていくと思いますよ。
しかし、やっぱりオバサンというのは強靭なイキモノらしく、この日も坂の上から猛スピードを出して自転車で通り抜けた方がいました。さすが「核戦争の後にも生き残る」と言われている種族ですねぇ♪
ここは貨物線の車庫への引込み線をくぐるトンネルで、付近も昭和的な場末感がまだ残されていて、そういう意味でもワクワクしてくる場所です。 ボクも小学生時代だったらガードをよじ登り車庫に侵入していたでしょうけど(w)、さすがはもう大人ですからねぇ、絶対にそんなことはしていなですと、念のため書いておきます。
JR大森駅から線路沿いに南下したところにあるトンネルです。制限高は 1.7メートルですが、実際のトンネル内の高さはもっとあるので、ボクがスキップしてもまず天井に頭をぶつけることはないと思います。 が、しかし、このトンネルはかなりキケンな構造となっているのですよ!
トンネル内はトンネルの西から東に向っての一方通行なのですが、トンネルの入り口のは、4本の道路が下り坂で一点で合流した場所になっているのです。
「1・2の三四郎」的に言えば、4人の大男たちが横並びで歩いていき、狭い入り口にそのまま一斉に入ろうとしてぶつかり合うような感じの事故が結構起きているらしいのです。
ここを自動車で通る場合は、細心の注意をはらって、譲り合いながらソロソロと通過して欲しいです、よろしくお願いします。(休日を除く 7:45-8:45 と 14:00-15:30 は歩行者専用道路になる)
東武伊勢崎線の堀切駅近くにあるトンネルです。最初にこの場所に行ったときには制限高は1.8メートルだったのですが、他の低いトンネルへのライバル心なのか、現在では制限高1.7メートルとなっていました。
近くに京成本線のガードがありますが、そちらは大型トラックも十分通れる高さでした。これを京成電鉄の「配慮」と取るか、「低いトンネルに対する愛情の無さ」と取るかは、各人の嗜好によるところでしょうねぇ♪
ボクとしては、是非、京成本線はガード下に盛り土をして、制限高の低さで東武伊勢崎線と競い合ってもらいたいものです♪
互いに制限高を下げ続け「久しぶりに行ってみたら、皆、這って通っていた」なんてことになったら、なんと楽しいことでしょう♪♪
ガードが低いから褒めるというわけではないですが、東武伊勢崎線沿線のもつ場末感は素晴らしいの一言につきますよねぇ。
平日の夕方、煮込みをアテにホッピーに酔いしれたくなるような店が立ち並ぶ、そんな雰囲気が漂う街並みがあるのです。