定年退職後には、この街を徘徊するジジイになりたい♪
つい最近まで「近所の友達にオシッコをひっかけて怒られていたバカ子供」だと思っていたのですが、いつのまにか還暦が目の前に迫ってきていました。
というのも最近、自分の生命保険の満期について保険会社の方から説明を受ける機会があったのですが、そのとき見せてもらった一覧表を見て、「自分が還暦まであと20ヶ月を切った」ことを、ビジュアル的に感じてしまったからなのです。(それどころか、これを書いている今、既に19ヶ月を切ってしまっています・・)
ま、人生なにがあるか判りません。還暦(そして定年退職)を迎えることなくポックリ死んでしまうこともあるかもしれませんしね。実際に前回ここでも書いたように、ボクのバカが原因で、つい最近、山で遭難してしまったわけで、ボクのようなバカはいつ死ぬか判ったもんではないのです。
しかし人生に希望を持つことはやはり素晴らしいことだと思いますので、定年退職を迎えのんびりとした隠居生活を送ることを楽しみにしながら、還暦までの残りの19ヶ月を過ごしていきたいと思います。
そうした還暦後の予習として「シルバー世代の理想郷」として名高い「巣鴨地蔵通り」を「妄想」しながら「徘徊」してきました。
還暦セットの値段って、あんがいリーズナブルだなぁ。
だけどボクは、赤い革ジャンと、赤いレザーキャップにしたい!
巣鴨にも「ゆるきゃら」がいた♪ しかも赤い半纏。名前は「すがもん」らしい。彼は「還暦後に蕎麦屋に再就職した」のか? ボクは「再就職」なんてする気ないですが・・・。
隠居後は「同じ世代の彼女」を見つけ、赤いパンツをここに一緒に買いに行こう!
ジジイこそお洒落が必要! 巣鴨モードはこの店で決まり。ビシっと決めて、バアさんたちのアイドルになってやる。
昭和歌謡ならボクは大得意なのです。ジジババのグループ交際にはもってこいのお店。たまにボカロ曲とか歌ってバアさんたちの熱い視線を独り占めだぜ!
ジジババカップルの共通話題はやっぱり「健康」。バアさんと二人でウィンドショッピングするぞ。
同じくジジババの共通話題として「死後の世界」も大切。「どんな戒名が良い」とか、そんな話で盛り上がるのかなぁ。
意識高い系のバアさんと付き合うときは、こんな店でパンを買うのもいいかも。
付き合っているバアさんから「一緒に写真を撮って」とか言われたら、ここで撮ってもらおう。その写真を抱いて棺桶に入る日を想いながら・・。
おちゃめなバアさんと付き合っているのなら、こんな店で飴を買って、食べながら地蔵通りを歩くのも楽しそう。
バアさんといちゃつきながら歩く巣鴨も良いかもしれないけれど、やっぱりたまには「独りで自分と向き合う」のも。この店で、昼間からビール飲みながらアジフライ定食なぞを食べてみたい。
お、良い蕎麦屋を発見。しかも酒も充実していそう。やはり昼間から冷酒のんで〆にセイロかな♪
河豚とスッポンらしい。年金ためて年一ぐらいで行ってみたいなぁ。
プレスリーが流れる喫茶店を発見。ここかなり良いぞ。コーヒーも美味かった!
「終活」の文字がこれほど似合う街もないだろうww
死ぬにもお金が掛るのか。ボクは無縁物のまま燃やしてくれたらそれでいいです。
上にも書いたけど、還暦までにポックリ死んじゃう可能性もあるわけなので、19ヵ月後のことを書いていると閻魔様に笑われそうだけど、自分がジジイになったつもりで巣鴨を徘徊していると、なんだかジジイライフも楽しそうに思えてきました♪
世間的には「終活」とか「生前葬」とかいう言葉も流行っているようなので、いっそのこと還暦で「生前葬」を行い「遺言」を書いておくのも楽しいかも。 ところで、戒名って自分で勝手につけちゃいけないのかな? 「自由人ケサパサ居士」とか勝手に名乗ったらダメなの?
ていうか、戒名なんて「ブッダの死後、何百年も経って、インドから中国そして日本に渡ってくる過程で、後付けでできた慣習」なんだから、どうでもいいな。
それにブッダの時代には「お墓」なんて概念も無かったんだし。
死んだ後の身体は単なる有機物で、そのままにしておくと腐敗して病原菌が発生するので、早いとこ燃やして、灰は「燃えるゴミ」にでも出してもらえばそれでいい。そんな遺言を書いておこうかな。
巣鴨地蔵通りを徘徊して、そんなことを考えてきました♪
猫は「終活」なんて考えないよな。「今を生きて、時が来たら死ぬ」それだけ。 人間は「死に対して意味を付けすぎている」ことで「人生をつまらないものにしている」って感じがするんですけど。