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●飯能山脈でヤマノススメしてきました


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1.今回歩いたルート

今回踏破したコースです

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2.あおいちゃんが初めて一人で登った山

「沢筋コース」と「尾根コース」との分岐点。あおいちゃんが歩いた「沢筋コース」を歩くことにします♪

「ヤマノススメ」というのは、ザックリいうと「女子高生たち(と女子中学生)が山登りをする漫画およびアニメ」です♪

主人公の一人の「あおいちゃん」は、完全なインドア派だったのですが、友人にほぼ無理やり登山に巻き込まれ、いつしか登山の魅力にはまっていくというストーリーが展開されています。

その「あおいちゃん」が最初に「独りで山に登ってみよう」とチャレンジしたのが「天覚山」でした。

「なんで架空の女子高生が登った山を登ってみようって思ったんだ?」と聞かれると、ちょっと困ってしまいますが、ま、暇だったんですよね、実際それにつきます♪

そんなわけで、あおいちゃんと同じ「天覚山→大高山→子の権現」というルートを歩いてきました。

7時50分ごろ東吾野駅からスタートし、恐らく30分ぐらいでこの場所に来ました。ここは「ヤマノススメ」で出てきた風景で、この作品、ホントによく風景が描かれているんですよ!

沢の流れを感じながら、静かな森の中を進んでいくコースです。多少登りはありますが、自分のペースで歩いていけば、「痛風持ちの60歳手前のボク」でもそんなに厳しい山ではありません。

ここで「沢筋コース」と「尾根コース」とが合流します。山頂まではあとわずか。ヤマノススメと同様にここまで「誰一人」とも会いませんでした。この作品を知っている方なら「尾根コースから ここなちゃんが来た」ことは常識ですよね♪

天覚山山頂にだいたい9時に到着。 写真は疲労困憊した「あおいちゃん」が寝ていたという、いわば「伝説のベンチ」です。偶然、天覚山を尾根コースから登ってきた「ここなちゃん」と出会ったのもココ。

天覚山山頂からの眺め。思った以上に見晴らしが良かったですねぇ。

ヤマノススメと同じように、天覚山から次は大高山を目指して歩きます。

森の中をひたすら歩き続けますが、やはり誰一人とも会いませんでした。

10時50分に大高山山頂に到着。ほぼ一本道で、この辺りまでは「道に迷う」ようなことはほぼないと思います。クマの気配もしません♪

これまた結構いい景色! 大高山山頂直前の坂道はちょっと急ですが、それ以外には特に厳しい場所もなく、山登りを始めたばかりのインドア系女子高生でも登れる山だと思いますねぇ。

山頂でようやく逆方向から来た登山者と会い、駅を出てから初めての会話をしました。ここなちゃんではなかったですが♪

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3.大高山からが本番だった

大高山山頂を過ぎるといきなり急な下りが始まり、慢性的な痛風と学生時代のスポーツで痛めた膝にとっては、結構シビアな感じが・・・。 「

ヤマノススメでは、「天覚山まで あおいちゃん疲労困憊」「ここなちゃんと出会い、大高山までスムーズに進む」「あっという間に子の権現到着」という感じでいたが、実際のルートでは「大高山を超えてからが大変」という感じなのです。

大高山を過ぎると、「道に迷うポイント」が出てきます。今回は「YAMAP」持参だったので、「こっちはダメ」という情報を写真入りで確認できたので迷いませんでしたが、それがないと結構ヤバいかもしれません。

それに道幅が狭く、滑り落ちそうなポイントも多々ありすし、なにより「熊注意」てきな看板が出てくるし・・・。

こういう「岩場の下り坂」が一番、膝の古傷にきますよねぇ・・・。これは今回は膝と足首にガッチリとサポーターを巻いてきていますので、なんとかなりましたが、やはりこれは「大幅な体重削減」が必要なのかも・・・。

一度、一般道に出るのですが、そこにあった看板。ちょっと怖いですねぇ。。

こんなところから再び山道に入ります。クマが怖いので、ここからはスマホでマイケルジャクソンを鳴らしながら歩きました。

まったく人と出会いませんし、要所要所で「迷い道ポイント」がありますので、ちょっと心細かったです。「YAMAP」がなかったら完全に道に迷っていたというポイントもいくつもありました。

今回のルート「飯能山脈」は、一応「ハイキングコース」としても告知されているところなので、「〇〇はこっちだよ標識」とか「こっちは道じゃないよ看板」などは、もう少し整備しても良いかもしれませんねぇ。

再び一般道に出て進みます。

山道に再び入る小道に経っていた祠。無事を祈願してから山道に入りました。

ここが「子の権現への道」だなんて、普通は判りませんよね♪

道幅が狭かったり、崩れていたりする場所が結構多いです。「トレイルランナーが滑り落ちた」という情報もYAMAPに出ていましたので、本気で注意した方が良いです。

キノコは山歩きの醍醐味の一つです。

なんか大きなコブらしきもの。

14時30分、遂に「子の権現」の駐車場に到着、ここまで結構長かったですよ。ヤマノススメを鵜呑みにして「大高山からは一瞬で行ける」と思ったら大間違いです。

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4.デカいわらじを遂に見れた

子の権現の山道。人に会えたのが嬉しかったです。あと、購入した炭酸飲料も染みわたる感激!

「ここなちゃん」が「可愛いです」と表現した仁王像。いわゆる「キモ可愛い」というやつですかね♪

これが見たかった! 健脚祈願者にとってのシンボルですよね。

子の年、子の月、子の日に生まれた「子ノ聖」がこの地に「十一面観音像」を祀り、その弟子の「恵聖上人」が「子ノ聖」を 大権現と崇めて建立したのが「子ノ聖大権現社」とのことです。

足腰守護の神仏として信仰されていますので、痛風完治祈願をしているボクにはピッタリの神さまです。

お堂の中にはこんなものまで! ま、良いですけどね。

すごく久しぶりに鐘をつきました。実に上手につけて、かなり長い間、余韻が響き渡っていましたよ。実に縁起が良い!

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5.下山道もまた辛かった

車道から山道に再び侵入。子の権現からは舗装された道を歩いていくだけだと思っていたのですが・・・。

帰りは歩道を歩くだけで、すぐに西吾野駅に着けると思っていたのが大間違い。またしても1時間ちょい山道を、しかも苦手な下り坂を歩いていくことになりました。

やっぱり下りはキツイなあ。本気で体重を落とさないと、膝がそのうちぶっ壊れるかもしれない。

「森の中を歩く」とても良い道です。ですが、夕方近くになり若干薄暗くなり、なんとなくクマも出そうで、再度スマホでマイケルジャクソンをかけながら降りていきました。

クマよけにはマイケルジャクソンが一番です、フォー!

ただひたすらに森の中の道を降って行きます、フォーー!

民家が見えるとホッとしますねぇ。ここからはクマよけは必要ないでしょう。最後のフォーーー!

大岩の割れ方が凄いですよ! 赤石剛次が「一文字流斬岩剣」で一刀両断にしたみたいです。詳しくは「魁!!男塾」をご参照ください。

ここから直ぐに国道に出れて、ダラダラ歩いて16時30分過ぎに西吾野駅に到着です。トータル9時間ぐらい歩きました、お疲れさまでした。