今回のルートはいわゆる「トレッキング初心者コース」で、比較的なだらかなコースを3時間ちょっとで歩く道のりです。ただ、岩場が途中であるので、痛風が若干気になる還暦過ぎた、高身長かつ高体重のオジサン(つまりはボクですが)にとっては、油断のならない行程であるかもしれません。
しかし「とにかく見晴らしが良い尾根伝いの道」なので、絶景がもたらすアドレナリンが、痛風をどれだけ抑えることができるのかが、今回のトレッキングのポイントになるというわけなのです♪
プレイガール「第113話」のタイトルにもなった大菩薩峠!
大菩薩峠という仰々しい名前の由来には諸説があるようですが、ご興味のある方はwikiしていただくとして、まずは上の写真を紹介したいと思います。
実は昭和時代、ある過激派集団が大菩薩峠でテロの練習をしていた事件があったので、そのニュースで大菩薩峠の名前を知ったという人も多いかもしれません。
しかし、ボクが大菩薩峠という名前を初めてしったのはおそらく上記写真の「プレイガール(昭和に流行った“お色気アクションドラマ”)」で舞台になった第113話だったような気がします。
「プレイガール」は地上波テレビ番組なのにもかかわらず、綺麗な女の人たちが「パンツまるだしのアクション」をしたり、普通にヌードシーン(ちゃんとバストが映る時代だたのですよ♪)が出てきたりと、それはそれは素晴らしい番組だったのですよ。
大菩薩峠で「般若のお面を被った女性剣士」と戦う主人公の「沢たまき」さん。
プレイガール第113話では、大菩薩峠のお寺で保管されていた高価な刀が盗まれ、それを調査することになった、沢たまきさん演じる「国際秘密保険調査員」の面々(皆さん女性)が「お洒落なコスチューム」で大菩薩峠に登っていくシーンから始まります。
そこで、上の写真のような「般若のお面を被った女性剣士」がいきなり現れ、沢たまきさんが素手で戦うことになるわけです。
ここで「国際秘密保健調査員って何者だ?」なんて野暮なことは言いっこなしですよ。昭和の時代にはその手の職業は「普通に存在していた」のですから。
ま、ボクはそんなドラマで大菩薩峠を知ったので、今回も実はひそかに「大菩薩峠にはパンツまるだしでアクションをする美女たちがいるのでは」と期待しながらやってきたという次第です♪
駐車場は無料! なにより嬉しいですよねぇ。
早朝に東京を出たので8時30分にはトレッキングをスタートできました。
この坂道が登山道の入口です。
クマとは出会いたくないなぁ。ボクとしては「国際秘密保健調査員」と出くわしたいのですが。
こういう道を歩くのって実に気持ちがいいですよね。この辺は柔らかい土なので痛風の痛みは全く気になりません♪
少しずつ急になってきますが、足場はまだまだ柔らかい土です。で、後ろを振り返ると・・・
思わず声が出てしまいました! いきなり凄い絶景なのです。
上に見えるのが「雷岩」。絶景ポイントらしいですよ!
いやー、素晴らしいなぁ。
雷岩からちょっと行った場所にこの辺りの最高峰である「大菩薩陵」がありますが、見晴らしは悪く、かなり地味な場所でした。
雷岩に再び戻り写真のような尾根道を歩きます。いやー絶景絶景。ただしこの辺りから岩場が多くなり、ボクの足首や膝がちょっとずつ厳しくなってはくるのですが・・・。
しばらく行くと「賽の河原」と銘打った場所に。確かに砂利があちこちに積み上げられています。
そして再び尾根道を! しかし晴天で良かったです。雷雨の時なら確実に雷に打たれてしまいそうな場所ですからねぇ。
尾根道の終着点にあるのがこの山荘。トイレも売店もあります。
なんとここには泊まれるらしいですねぇ。星を観に泊まりに来たいなぁ。
下りの道も要所要所で富士山が見えるポイントがあるのですよ。
やっぱりこういう道を歩くのが気持ちが良いですねぇ。
で、ほぼ下りきったところがこんな感じです。 山頂は写真の奥の方向で、つまり振り返って写した写真です。
一番上の写真の分岐ポイントに戻ってきました。
そして、登山口に到着。足の痛みは多少はありますが、 引きずるほどでもなく、 痛風持ちの高身長かつ高体重の還暦過ぎのオジサンでも、 普通に楽しめるトレッキングコースでした。
休憩時間を入れての4時間33分というのはかなりゆっくり目の ペースです。普通の人なら3時間30分ぐらいで回れると思います。
絶景は楽しめましたが、パンツ丸出しでアクションをする 「国際秘密保健調査員」とは会えませんでしたので、念のため。