「荒川自然公園」は、東京都下水道局三河島水再生センターの上に人工地盤を造って設置されており、都内唯一の路面電車「都電荒川線(最近では「東京さくらトラム」とよぶらしい♪)」の東側の終点近くの「荒川七丁目駅」と「荒川二丁目駅」近くにそれぞれ入り口がある、結構広い公園なのです。
つい先日ネットで「ここの池には亀がいる」ということを知り、早速、炎天下の土曜日に訪れてみました。はたして「和亀」はいるのでしょうか?
「荒川七丁目駅」のちょい北側にある小さな公園の奥に「ゲート」があり、そこをくぐり写真のような「長い連絡通路」と抜けないと「荒川自然公園」へは到達できないのです。
こういう「閉鎖された空間」に入るのって、めちゃくちゃワクワクしてきますよね!
「長い連絡通路」の下には広大な「水を再生する施設」が横たわっています。向こうに見える「スカイツリー」がより一層この風景をカッコよくしてくれています♪
「連絡通路」を越えると左手に「十字型の池」が見えてきました。どうやらここに亀がいるようです。
いるわいるわ、うじゃうじゃと亀が泳いでいるぞ!
十字池の亀たちの頭部の両サイドには「赤いライン」が輝いています。そうです、彼らは外来種の「ミシシッピーアカミミガメ(以下「アカミミガメ」)」なのです。
小一時間ほど池の周りをグルグル回っていましたが、ここにいる亀は皆「アカミミガメ」のようでした。もはや東京の亀勢力地図は「赤いライン」で埋め尽くされているような気がします・・・。
上の「亀がいる十字型の池」以外にも「白鳥池」という池があることを知り、そちらも探索してみました。しかし結論から言うと、「白鳥池」には亀は見つからなかったのです。その代わり名前の通り「白鳥」が二羽優雅に泳いでいましたよ♪
ちゃんと名前がついていて「見分け方」も表示されていました。写真では先頭を泳ぐのがレオ氏で、後を追いかけているのがサクラ嬢でしょう。
なんと「白鳥」って噛みつくらしいです!
この二羽はいつも「レオ氏が先行し、サクラ嬢がその後を追う」という感じのようですねぇ。
カブトムシを500匹も放している「昆虫園」です! 残念ながらカブトムシが活動的なのは7月末ぐらいまでで、暑すぎる現在(今回は2023年8月5日に訪問)、日中はほとんど地中に隠れているとの事でした。
「荒川自然公園」には尖がった銅像がいくつかありますが、なんと言ってもこれがナンバーワンでしょうねぇ。「全裸でデングリ返って空中に浮遊している女性の両側で赤ん坊がその姿をジッと観ている」という、もはやボクなんかには解説不可能なオブジェです。(「風考 -空へ-」というタイトル)
ある意味この「力の入れなささ」も味の一つですよねぇ♪
ま、そんなわけで「荒川自然公園」には確かに亀はいましたが、皆、外来種の「アカミミガメ」でした。もはや東京においては「和亀」はホンキで絶滅危惧種なのかもしれません。頑張れ「イシガメ」、負けるな「クサガメ」。