一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●愛宕から虎ノ門をぶらつき戦後の残り香を探してみる


ライン

1.新旧立ち並ぶ東京の中心地

明治5年創業の「虎ノ門砂場」です。現存する建物も大正時代に“そば店専門の棟梁”が建てた年代物なのだとか。

江戸城の南端にあった門の名前から付けられた虎ノ門地区は、江戸時代には武家屋敷や 寺社が並ぶ場所だったようです。現在では官庁のビルや虎ノ門ヒルズなどの最先端オフィスビルがそびえ建つ「お堅い東京の中心地」というイメージがある街ですが、 意外と古い建物が残っているんですよ。

今回はそんな「オフィス街に残る戦後」を探しに、虎ノ門から愛宕山を抜けて新橋へと歩いてみました。

ライン

2.虎ノ門から愛宕方面へとぶらつく

祝田通りで発見したお店。店構えや店舗名の文字にビビッときたのですが、何屋さんだ?

昭和のビルという感じ♪

まさに秘密基地♪

良い路地だなぁ♪

どうやら、その道の方には有名な「猫屋敷」らしいです♪

庚申塔や道祖神の類なのでしょうか? まさか大都会・虎ノ門で見つけるとは!

目の病を治してくれる「こんにゃく閻魔」。そのお礼に“こんにゃくを奉納する”風習があったようです。

「SINCE 1955」のソフトクリーム屋さん! ソフトクリームってそんな時代から日本に来てたの? この日は残念ながらお休みでした。

愛宕山トンネルです。脇に細い階段があり、それを上るとトンネルの上に登れるんですよ♪

ライン

3.NHK放送博物館でゴンタくんに会う

入場無料なのがさすが! 昭和中期の番組ネタも多数展示されているので、30代からテレビを持っておらず、現在の番組を何一つ知らないボクでもかなり楽しめました♪

メカメカさに萌えますよね。放送黎明期の収録・放送機材はデザインが カッコ良いったらありゃしない♪ 他にも歴代のマイクなどが展示されているのです。

永遠の親友だね。設計図と並んで設置していました。以前は「囲み写真」の“ゴンタくんの前身の「名無しのゴンタくん」”の写真も展示されていましたが、今回行った時には展示されていませんでした。是非、復活希望です!

昭和のお茶の間ですね。こういうジオラマにボクら世代はやられてしまいますよ♪ たぶん昭和30年代のテレビドラマのセットかな。

ライン

4.愛宕山を越えて新橋を目指す

慈恵医科大学です。昭和7年建造の建物のようです。 この時代はいいデザインしていますよね。現在建て直し中ですが、是非、同系のデザインで進めて欲しいです。

手作りケーキとクッキーの看板。こういう店って、ボクが幼少の頃はたくさん あったのですが、今ではもうほとんど残ってないもんなぁ。

周りをビルに囲まれながらも、まだまだ頑張っている感じが、ボクの中のプロレタリアート魂を刺激してくれます♪ まけるな!

南桜小学校跡。関東大震災後の「復興小学校」の一つで、現在は公園になっています。敷地内には藤棚や二ノ宮金次郎像など、当時の小学校アイテムが今も残っているのです。

桜田小学校跡。これも「復興小学校」の一つで、現在は桜田公園となっています。 校舎が現存し施設として利用されているのが嬉しい♪

カリント饅頭のお店。古い建物をリニューアルした感じですが、逆に新しく感じてカッコイイ!。二階に探偵事務所があってもおかしくないですよね♪

新橋の路地裏。絵になるディープな飲み屋街がまだ残っているのが新橋の良いところ。こういう場所は是非、次の世代にも残してあげたい♪

「おやじビル」という別名がつく、戦後のドヤ街に「都市計画の中心建造物」として建てられたニュー新橋ビルです。 老朽化にともない2023年を目標に建て直しされるらしい。

堀商店 本社ビル。鍵などを取り扱う企業の本社ビルです。昭和7年竣工で、外壁は鍵をモチーフにしたレリーフで飾られています。これも「新橋の顔」の一つでしょう。