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●「銀座の裏路地」には文明開化の匂いすらまだ残っている


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1.新富町という地名

現在の「昭和通り」「晴海通り」「新大橋通」「鍛冶橋通り」に囲まれたエリアは、江戸時代には武家屋敷が建ち並ぶ場所だったようです。それが明治に入り「新富町」と名付けられ「外国人居留者」を目当てにした「遊廓」や「料亭」、そして下記のような「新富座」という劇場で賑わう街となりました。

現在では「新富町」の「町」の文字が消え「新富」という地名になり、「裏銀座」というニックネームで呼ばれるオフィス街になっていますが、まだまだ「文明開化〜昭和時代」の香りは残っているのですよ。今回はそんな「銀座の裏通り」を歩いてみました。

新富座(しんとみざ)は、明治8年(1875年)に設立された劇場です。所在地は現在の中央区新富2丁目6番1号だったらしいです。今は「京橋税務署」が建っているところのようですねぇ。

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2.看板や建物を眺めてただ歩く

歌舞伎座から「晴海通り」を海側に向かって歩き「新大橋通り」と交わる場所にあった雑貨屋さんです。銀座近くのオフィス街とは思えない品ぞろえでしょ♪

「新大橋通り」を北上していくと目についた餃子屋さん♪

この豆腐屋さんは歴史がありそうですねぇ。

「新大橋通り」を進みちょい左(銀座方向)に折れたところにある八百屋さん。銀座の奥深さを判ってもらえましたか♪

路地を入っていくとこんな感じ。いい味出しています♪

昭和の洋食屋さんの雰囲気でていますよね!

カッコいい看板を見つけました。

「新富座」の残り香はキチンと残っているようですねぇ。

ここはめっちゃ「敷居が高そうな店」ですよね。ボクには永遠に縁がない場所でしょう。

この床屋の看板、実に素晴らしいですよね! オリジナルなのかなぁ?こういう看板を作ってくれる業者さんってまだ存在しているのでしょうか?

銀座の青森ショップ。

銀座の九州ショップ。

創業明治元年の足袋屋さんの「大野屋」です。この建物は実に素晴らしですよね!

正面から見るとこんな感じ。ずーっと残して置いて欲しい建物です。

「サカダチ ニタキ」と読むらしいです。酒と肴が美味しい「立ち呑み」で、大抵いつも混んでいますので、無事にはいれたらラッキーなお店♪  魚介類も美味しく、居酒屋の定番メニューもかなりのものです!

昭和レトロの雰囲気満載の喫茶店を発見!

銀座の栃木ショップ。

なんのお店なのかは不明ですが、この辺りにはこういう「私立探偵が住んでいそうな和洋折衷なビル」が多く残っているのですよ!

良い街並みでしょ!

こんなビルに住んでみたいです。

「酒蔵秩父錦」という居酒屋。秩父とは「埼玉県の地名」で、 店内には秩父地方最大のお祭りである「秩父夜祭」のポスターが貼ってあったので、恐らくなんらかしらの関係があるのかもしれません。なによりこの建物の雰囲気が素晴らしいですよね♪

映画の中での「密輸取引」シーンに出てきそうな中華料理屋さんです♪

ここの刀削麺は美味いですよ。店内には毛沢東の写真がたくさん飾られているのも、実に異国っぽくて素敵!

「元祖コロッケ チョウシ屋」は 昼休みにはOLの列ができるほどの人気店。ここで「コロッケサンド」を 買って食べるのが、裏銀座住民への第一歩です♪

何気なく路地を除いてみるとこんな素敵な空間が! ここ銀座ですからね!

有名な鶏肉屋さんですね。緑青が吹いた凄く良い建物です!

この「木村家」は正式には「築地 木村家」で、アンパンで有名な「木村屋」からのれん分けされたお店です。「木村家」の現在の店主は「のれん分けされてからの4代目」とのことなので、こちらもかなり歴史のあるお店です。(創業は明治43年、つまり西暦1910年です) 普通のアンパンももちろん美味しいのだけど、「ケシの実入りアンパン」を牛乳と一緒に食べるのが最高! あと忘れちゃならないのが「牛すじ玉ねぎカレーパン」なのですよ♪

北京ダックが売られている店ですか? ちなみに「USダック」ってなに?

今回は「帝都の象徴である銀座」の南東側の「レトロ空間」を歩いてみましたが、東京にはこうした「超現代都市に隣接せるレトロ空間」が、まだまだ残っているようですねぇ。

こうした「レトロ空間探索」を今後はボクの散歩メニューにしたいと思います♪