一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●小石川植物園のタブノキ山


ライン

1.非常に入り組んだ小石川の地形

上野の北東の本郷・小石川・目白付近の地形図

左の地形図の拡大図。

上の左側の写真の右下の青いところが上野の不忍池。このあたりは武蔵野台地が河川によって削られてとても複雑な形状をしています。

白山の渓谷と、千石の渓谷とに挟まれた形で、小石川山脈とボクが勝手に読んでいる(w)台地が存在しているのが解りますか?

千石渓谷を挟んで、竹早山脈への登り途中から眺めた小石川山脈の最高峰である「タブノキ山」山頂の写真です。

小石川山脈(小石川植物園がある場所)が「高台」になっているのが解りますよね。

「タブノキ山」という名称は、山頂に「タブノキ(「椨」と書き、クスノキ科タブノキ属の常緑高木です)」が植えられているから、川副秀樹先生が著書「東京 消えた山 発掘散歩」にて命名されたものです。

ライン

2.頂上へのルート

小石川山脈へはいくつかのルートがありますので、まずはそれらを紹介します。

蓮華寺の脇を走る緩やかな「蓮華寺坂」。ここが小石川山脈へのアプローチとなっています。

千石渓谷側からのアプローチである「御殿坂」。徳川五代将軍、綱吉の将軍就任前の屋敷(白山御殿)がこの辺りにあったことからそう呼ばれているようです。

小石川植物園の北側を走る「網干坂」。名称からも解る通り、以前はこの辺りは入江へとつながる(ボクが勝手に「千石渓谷」と名付けたあたりは入江だったのだろうか?)漁師町が並んでいたようです。

上の地図で「尾根道」と書いた、小石川植物園の東側を通る道。ちょっとしたお屋敷街となっています。

小石川植物園入り口からのアプローチ。緩やかな坂道になっています。

左の道をさらに登ったところ。正面建物の右方向から先は平らになり、植物園となっています。

ライン

3.タブノキ山の主な見どころ

江戸時代の享保から幕末まで、無料の医療施設として140年あまりも庶民を救済してくれた「小石川療養所」時代からあった井戸。

ニュートンの万有引力の発見のきっかけとなった「リンゴの木」の株分けされた木らしいです。マジですか?!

旧東京医学校の本館で、東京大学に関係する建造物では現存する最古のものらしいです。現在では「東京大学総合研究博物館」の 「小石川文館」として活用されています。

植物園内で発見。「太郎稲荷」という名前でした。

左の「太郎稲荷」の脇にありました。彼が「太郎」なのかな?

こちらは「次郎稲荷」という名称がついていました。

「次郎稲荷」の脇にあった「穴」。おそらく異次元へとつながっているはずです。

ライン

4.タブノキ山の山頂風景

タブノキ山の頂上には桜がたくさん植えられています。お花見のシーズンには凄く賑わうようですねぇ。

おそらくここがタブノキ山の最高峰だと思います。たぶんこの木がタブノキ(椨)なんでしょう。

タブノキ山山頂からの眺め。千石渓谷のビル街が見えます♪

ライン

5.下山後、麓でチョイ飲み♪

結構いい雰囲気出している街並みです。

閉まっていましたが、どうやらJAZZ喫茶みたい。

今回は行ったのがここ。ラーメン屋呑みをしてみました♪

ブコウスキーの短編を読みながら、チャーシューやメンマを肴にビール♪ 登山で乾いた喉にとても嬉しい刺激が走ります。