京浜東北線の秋葉原駅から赤羽駅あたりまでの区間における「東側」というのは実にアメイジングな場所なのですがww、「からし焼き」もそんな「東側」で生まれた料理なのです。
一見すると煮込みのようですが、全く違います。 麻婆豆腐のように思えるかもしれませんが、完全に違います。 「唯一無二」、それが「からし焼き」なのです♪
豚肉を炒め、それを取り出し同じ鍋で豆腐を炒め、豚肉を戻してタレやニンニクを入れて味付けをし、最後にスライスしたネギとキュウリを添える。からし焼きの作り方はざっとこんな感じですかねぇ。
ここで重要なのが「タレやニンニクを入れて味付け」というところ!
「タレ」の内容については、それこそ「門外不出」の「一子相伝」でしょうから、浅はかなボクには想像すらできませんが、その後に入れる「すりおろしニンニク」に関しては、その「物理的な量」が半端なく、見ているだけで「なにやら凄いことが起きようとしている」と思わずにはいられません。
さらにその後、粉唐辛子や生姜、そして、「たぶんスパイスだと思われる何か」が加えられることで、甘み・辛味・旨みが見事に立体的に組み合わさった「東十条の味」を作り出しているのです!
「それは、どんな味なんだ?」って思う人が多いでしょうけど、語彙力の無いボクには、「貴方の想像を超えた東十条の味」としか言いようがありませんよ♪
この「からし焼き」、 適度に辛くて食べ応えもあるので、 学生時代なら「からし焼き」一皿でご飯おひつ1杯いっちゃったと思いますよ!
だけど人生の終盤を迎えたボクにとっては、「明るいうちから独りで酎ハイを呑む時の最高のパートナー」という感じですかね♪
やっぱり、こういう感情はオジサンにならないと判らないですよww。 ああ、オジサンに生まれて本当に良かった♪
「からし焼き」といえば「とん八」が有名で、「元祖」「老舗」「発祥の店」という数多くの冠が付けられて呼ばれていますが、それ以外にも東十条には「からし焼きの店」がいくつかあるのです。
それぞれのお店で、それぞれの味がありますし、それぞれの店の雰囲気、そして、それぞれのお店ごとに酎ハイの味も違いますから、お店ごとの「からし焼き」が楽しめます。
昭和の街並みが残る東十条の街並み(特に線路の東側)をぶらぶらしながら、目についた「からし焼き」のメニューに引き寄せられて、店に入ってみるのも実に楽しいと思いますよ。
さらに最近では東十条以外でも「からし焼き」を出すお店もちらほらと出てきたようですので(名称が変わる場合もありますねぇ)、それらを食べ歩き(呑み歩き)、その違いを楽しむのも、やはり「オジサンの楽しみ」というわけです♪