一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●トントン叩くとネバネバしてくる「とんとんめ」


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1.キミは、とんとんめを知っているか?

『とんとんめ』の正式名称は『アントクメ』というらしいです。 これは『壇ノ浦の戦い』で入水した『安徳天皇』に由来しているとのこと。天皇の名を冠した食品というのもなんか凄いですよね♪

取れたての『とんとんめ』は『黄褐色』をしているのですが、調理する前に熱湯に潜らせると素晴らしい『緑色』になってくるのです。

ボクも実際に見たことがありますが、その変化たるや実に神秘的なのですよ♪

で、緑色になったやつをまな板に乗せ、包丁で「トントン」と叩くようにして刻むことで、粘り気と風味を出していくのです。 もちろん『とんとんめ』の由来はここにあります!

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2.流れモノより剥がしモノ!

『とんとんめ』は海岸から離れた岩場に生息していているとのこと。 波によってそこから剥がされ海岸線にまで流れてくるものもあるのですが、この『流れモノ』は味が落ちるらしいですねぇ。  やはり美味しいのは人が潜って岩場から剥がしてきた『剥がしモノ』らしいです。

だけど『剥がしモノ』を得るには、海岸から離れた岩場に行き、そこに潜って採集する必要があるのです。

当然、高度な技術と体力が必要なため、現役の『とんとんめ師』は極端に少数らしいですよ。地元の詳しい方によれば、「ベテランと呼べるのは一人だけ」というらしいです。

どの世界にも「跡継ぎ問題」があるのですねぇ。これはなんとかせねばならないですよ。そうじゃないと新鮮な『とんとんめ』が食べられなくなってしまいますから。

あ、ちなみに『流れモノ』『剥がしモノ』や『とんとんめ師』という言葉は ボクが今、勝手に作った言葉 なので、恐らく現地では通じないと思いますww

とんとんめの最高の食べ方の一つ。ご飯の上に『イカそうめん』を乗せた『イカ丼』に、ネギと鰹節と混ぜた『とんとんめ』の乗せてカッ込むのです♪

富士山を望む絶景の駿河湾。とんとんめはここで獲れる! 更に駿河湾は『桜海老』や、このサイトでも紹介している『みるくガニ』の産地でもあるのです。凄いぞ駿河湾!

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3.歌にまでしてしまった♪

ボクは一時期すごく伊豆にはまっていた時期があって、ほぼ毎週のように車を走らせて遊びに行っていました。

その時に、地元のボーカル&ダンスグループに曲を提供したりしていたのですが、その中の一曲に、ボカロPのJunky(ジャンキー)さんと一緒に作った、「明日も天気になあれ」という曲があります。

その歌の歌詞の中に「とんとん とことこ とんとんめ」というフレーズを入れさせていただきました♪

別に「とんとんめ料理の歌」ではないのですが、「とんとんめ」というフレーズ(ていうか音)が妙に気に入って、歌詞に入れ込んだという感じです。

Junkyさんのとても可愛いメロディーの曲なので、是非、下のバナーをクリックして聞いてみてください!