埼玉県にある「吉見百穴」は古墳時代の末期(6世紀末〜7世紀末)に造られた横穴墓群です。よく「日本の古代史は関西・九州から発達した」と言われていますが、ま、そういう流れもあったのでしょうけど、関東・東北にも「西日本に匹敵する、いやそれ以上の古代文明」があったのですよ。
上の写真が「吉見百穴」で、よく特撮ヒーローものなどで「悪の組織の秘密基地」のロケに使われていたりしますので、記憶にある方もいると思いますねぇ♪ 吉見百穴は現在確認できる横穴だけでも219基もあり、大正12年には「国の史跡」にも指定されたんですよ。
これが「秘密基地」の地図です。正義のヒーローたちには渡すわけにはいきません。
人穴に二つの遺体を収めていたのでしょうか?
太平洋戦争時代には、なんと「地下軍需工場」もここに作られたらしいです。実際に「秘密基地」があったということなんですよねぇ。
すぐ近くにある展示施設の入り口にあった謎のイキモノ。「よしみん」という名前らしく、頭はこの地が「いちごの産地」であることを、頭の穴は「吉見百穴」を、そして「2537」というのは「町内を流れる荒川の川幅が日本一の2537メートル」であることを示しているようです。相当「ゆるい」です♪
この時代のデザインって、なんでこうも惹きつけてくれるんでしょうねぇ。
ちょっと気になる♪
ヒカリゴケは寒冷かつ多湿の環境に生息するため、一般的には中部以北の山地に生息生しているようです。なので、広大な平野地帯である「関東平野」で自生しているということは植物学上極めて貴重らしいですよ。(国の天然記念物に指定されています)
この光は「発光」しているのではなく、レンズ状の細胞が外部からの光を集光・反射しています。このあたりは「忍者サスケ」で紹介されていますので、昭和30年代生まれのボクらにとっては常識ですよね♪
似たような「光る植物」として 千葉にある光藻の繁殖した洞窟について、コチラに記載しています。
こんな感じでワクワク感満載の吉見百穴でしたが、残念ながら現在「中に入れる横穴」は限られているため、ホンキの秘密基地ゴッコはできませんでした(w)。しかし、脳内での秘密基地ゴッコは充分に楽しめましたよ。同業者の方がにも是非この妄想を楽しんでいただきたいものです♪ (2023年9月末)