実はたいへん希少価値な「練馬大根」のたくあんです。
ちなみに「練馬大根」というのは「単に練馬で栽培された大根」を指すものではなく、「練馬大根という種類の大根」なのですよ。
形状には、一般的な「青首大根」と比べて「とにかく長い」という特徴があり、長いものだと1メートルぐらいあります! 販売店で購入しても、どうやって持って帰ろうかと悩む大きさなのです♪
味わい的には「辛みがちゃんとあるのに、旨味の強い濃厚な味」という感じでしょうか? それが端的にわかるのが下の写真にもあるような「おろし大根」です。下の写真のように「うどん」や「蕎麦」の薬味として食べると、「あ、普通の大根とは違う」とすぐに判るでしょう。
美味しさ際立つ練馬大根ですが、先にも言ったように「とても長い」ので、生産者としては「畑を奥深く耕す」必要があったり、運搬が大変なこともあり、残念ながら生産量はかなり少ないのです。
収穫時期は11月ぐらいなのですが、生産量が少ないため、生産と同時に「全国の練馬大根ファンが押し寄せて購入しまくるww」ということが起きるため、12月になるとほとんど手に入れることができなくなるでしょう。
ただ地元の飲食店舗では年内ぐらいまでは「練馬大根を使った料理」が提供されているので(これとて売り切れ必須ですが)、「とてつもなく長い大根を持って帰るのはちょっと」と思う方は、この時期に練馬に食べに行ってみてください。
比較的長期間手に入りやすいのが、上の写真の「練馬大根たくあん」です。もともと練馬大根は「たくあんに向いている」という種類の大根なので、練馬大根初心者はここから入っても良いかもしれません。
辛みが少なく甘味(というか旨味)が深い「練馬大根たくあん」は、まだ肌寒い気候の春先の風物詩なんですよ。ごはんのオカズにももちろん、日本酒にも合います。細かく刻んで納豆に混ぜたり、チャーハンの具にしたりと、いろいろと考えるのも楽しいですよ♪
※実は「練馬大根もなか」や「練馬大根まんじゅう」などもあります♪ ボクはこの手のモノは苦手なので食べたことはありませんが。
石神井公園の中にある「ふるさと文化館」での展示です。基本はいまでもこのような作り方をするのでしょう。
ボクが思う「最高の練馬大根の味わい方」がこれ。
購入してきた「練馬大根たくあん」に、「自家製ラー油」と「いりごま」を掛けたもの。ごはんに最高に合います!