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●深谷ねぎセット


東京生まれ&東京育ちのボクにとって「深谷ねぎ」とは「高級な葱」の代名詞であり、直火で炙って焦げた周りを剥き取り、内側のホクホクの「身」に塩をふって「ハフハフ」言いながら食べることが「至高の喜び(ねぎ編)」だってことは「いたって常識」なのですが、関東以外の、特に西日本ではどれくらい有名なのでしょうか?

ま、関西にも「九条ねぎ」とかあるので、西には西の「至高の喜び(ねぎ編)」があるのでしょうけど、「深谷ねぎ」を知らなかった方は、これを機会に是非その存在を知っていただきたいですねぇ♪

今回紹介する「深谷ねぎセット」というのは、刻んだ「深谷ねぎ」を散らした蕎麦と、ぶつ切りにした「深谷ねぎ」をそのままかき揚げにして乗せた丼のセットなのです。

実にシンプルな料理ゆえ、逆に「深谷ねぎ」を十二分に堪能できるっていうわけで、「道の駅おかべ」にある「お食事処そば蔵」での人気No.1メニューらしいんですよ!

「道の駅おかべ」の「お食事処そば蔵」でこの「深谷ねぎセット」を食べてきました。それはそうと「おかべ」って言っても地元の方以外にはよく解らないですよねぇ。。 なんで「道の駅ふかや」にしなかったんだろう?

2023年7月現在、「時の人」とも言える渋沢栄一はこの土地の出身らしいです。「道の駅おかべ」のいたるところに「渋沢栄一キャラ」が登場していました♪

「百円」ならぬ「百縁」なところに「ニガ笑って」しまうのですが、「深谷ねぎ」をつかった「ねぎみそむすび」や「ねぎしばむすび」は結構イケますし、「しゃくし菜むすび」も捨てがたいんですよ。

行田名物「フライ」も、ここでは「ねぎフライ」になるわけです。

埼玉県の深谷地区は、利根川からもたらされた肥沃な土地により、かねてから農業が盛んな場所だったようです。この地では古くから「深谷は利根川の賜物」と言われていたとかいなかったとか・・・。

ただ白葱栽培の場合には、葱の成長に合わせて土を盛っていく必要があるため、単に土壌のポテンシャルだけでは上質な白葱は生産されません。農家の方々のたゆまぬ努力が必要不可欠なのですよ。

更に「深谷ねぎ」の「ブランディング」にも注目です! 2023年現在、新一万円札の「顔」となることが決まり注目著しい「渋沢栄一」ですが、彼はこの地の出身らしいのです。そしてここで登場するのが「渋沢栄一ご本人」ではなく「その甥」です。彼もまた凄い人だったらしく、日本の「ネギ相場」が暴落した大正時代初期に「深谷ねぎ」というネーミングを付けて「高級な葱」として東北地方へと出荷し、深谷地区に恵みをもたらせたのだとか。

そこから1世紀が経ち、現在のボクの脳裏にも「深谷ねぎ=贅沢な葱」として刻み込まれたということですよね。やるなぁ「渋沢栄一の甥」♪

ま、「渋沢栄一の甥の名前」や「深谷ねぎブランディング」について詳しく知りたい方は、ググるなりウィキるなりしてくださいませ。

それはともかく、太くて長くて、火を通すと濃厚な甘みと旨味がたまらなく嬉しい「深谷ねぎ」を贅沢に使った料理が一番上の写真の「深谷ねぎ丼と、深谷ねぎ蕎麦のセット」なのです。「全国の葱ファン」はもちろん、「ちょっと葱は苦手かなぁ」という方にも是非お試しいただきたい一品ですねぇ。葱に対するイメージが変わると思いますよ!