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●「餃子ドッグ」は宇都宮の救世主になれるのか


「餃子バトル」が凄いことになってきている

戦時中、宇都宮に置かれた陸軍師団が満州に派遣され、その帰還兵が「餃子」を伝えたというのが「餃子都市 宇都宮」のルーツなのだとか。このあたりは昔から「ニラの生産量」が高かったこともその要因だったのでしょう。

こうした背景の元、長年「世帯辺りの餃子購入額 日本一」の栄冠に輝いていた宇都宮市ですが、王座というのは「獲得するよりも守るほうが難しい」わけで、なんと2011年と2012年においてはその栄冠を静岡県浜松市に受け渡すことになってしまったのです。

「これはいかん」とばかり、宇都宮では「餃子日本一の街の座」を取り戻すべく「餃子アイドル」を起用したり、ポスターや街頭ビジョンをフル稼働させたりして、市民の餃子消費の拡大を訴えてきたようなんですよね♪

その甲斐あってか、2013年度は再び宇都宮が餃子王に返り咲いたのですが、2014年は8月までの統計だと再び浜松がトップを走っているようなんです。そんな中、宇都宮市が最終兵器として誕生させたのがこの「餃子ドッグ」なのでしょうか♪

時代は代わり・・・

てなことを2014年の夏にこのサイトに書いたんですが、時代は代わり、2021年と2022年においては「餃子日本一の街」は宮崎県宮崎市になっているとのこと!(現在これを書いているのは2023年7月です)

2022年は宇都宮市は第二位で、それに続くのが静岡県浜松市、その後に鹿児島県鹿児島市、大阪府堺市が続いているというのが「わが国の餃子の勢力図」らしいですよ。

まぁ、ほとんどの人にとっては「それほどムキになることじゃない」って感じの争いなのですが、各都市で競い合うことで「より美味しい餃子ができる」のであれば、それに越したことはないですよね♪

餃子ドッグは気合が入っています

で、あらためて「餃子ドッグ」です。餃子ドッグは東北自動車道の大谷PAで製造販売されていたのですが(今はどうなんだろう?)、餃子のクオリティーが高いことや、パンを直前にオーブンで焼くこだわりなど、かなり気合が入ったB級グルメなのです!

「熾烈な王者争い真っ最中」なわけですから、例えB級グルメといえども、こと餃子に関しては全力投球なんでしょうねぇ。勝負に懸けるこの心意気には心を打たれます。

高速道路のPAでの販売なので、この「餃子ドッグ」の売上が「市内における世帯当たりの餃子購入額」にカウントされるのかどうかは解かりませんし、仮にカウントされるにせよ「餃子ドッグの売上には、餃子だけではなくパンや他の具材やソースなども含まれている」のだから「餃子ドッグの売り上げを餃子の売り上げとしてカウントしてよいのか」という疑問も残るわけです。(ま、どうでもいいことですがww)

そんなことより「餃子ドッグ」は本当に美味かったんです。 猛暑が落ち着いたらまた食べに行きたいですねぇ♪