福井県は油揚げの消費量が全国一位らしいですねぇ。実際に食べてみると東京の油揚げより外側がパリっとしていて、中身の密度も高く、間違いなくボク好みの味でした!
福井県をドライブしていると普通に「油揚げ定食」がある食堂が目につくんですが、東京じゃ見られないメニューでしょ? ここでは油揚げ文化が普通に根付いているんですよね。そして、油揚げ料理の中でボクが最も注目したいのは「立方体の油揚げ」を「串」に刺した「厚揚げ串」なのです。
数学的に「最も均整の取れた形」は「球体」かもしれませんが、「球体」を作るとなると、その制作工程において多量の「無駄」が生じますよね。その点「立方体」は制作工程で「無駄」が生じずらいですから、そういう意味で「最も理にかなった形状」と言えるのではないでしょうか。
しかし「制作するには最も理にかなった形状」であっても、「体積が二倍になる立方体の一辺の長さ」は「作図不可能」という「難解さ」も持ち合わせているのですよ。凄いぞ立方体!(なんじゃそりゃww)
そんな「理系心をくすぐる立方体の厚揚げ」をより一層、嬉しくしてくれるのが「串」の存在なんですよね。 串に刺すことでエンタメ度合いが30%増加する感じでしょ? これに関する数学的証明は不可能ですけど、心理的には「自明の理」ですよね♪
人類は「火を利用することを覚えた」ことで「動物」から「人」へと進化したと、よく言われていますが、しかしそれは「人類の罪のはじまり」でもあるわけです。(人類は知恵の実を食べたことで原罪を負い、エデンを追放されたのです!)
つまり、炭火の赤い輝きには「人類に罪の意識を励起させる力がある」のです。そして(ここが大事ですが)「その罪の中にこそ『禁断の快楽』がある」のですよ!
理系心を魅了する形態の食材が「人類の原罪」を励起させる赤々と輝く炭火に焼かれている姿にこそ、「厚揚げ串」の魅力の真髄があるのだと思うのですが、いかがでしょ♪