一人旅ネタ&散歩ネタを紹介|けさらんぱさらん|

●「勝どき橋」の両岸を散策する


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1.勝どき橋の東側と西側

蔵前橋の西側は言わずと知れた東京都民の台所である「築地市場」。豊洲への移転が進められていますが、昭和30年代生まれのボクとしては、やっぱり市場と言えば築地ですねぇ。

学生時代にはバイトで働いていたこともあるし、飲食施設の運営をしていたときは買い付けに来ていたこともある思い出の場所でもあるし、とにかく大の魚好きなので、場外も含め、築地はまさに夢の空間なのです!

東側は月島です。「もんじゃ焼き」で有名ですが、東京生まれのボクとしては「もんじゃなんて、自宅近くの公園脇のトタン囲いの店で食べるもの」であって、わざわざ出向いて食べるなんてねぇ。

それより、月島には「掘割や路地が残る街」というイメージがあります。観光地化しているのも事実ですが、元気のいい地元のオジサンやオバサン達が、でかい声で話しながら酒を飲んでいる居酒屋がいまでも結構残っているのも嬉しい限りです。 2020.06.07

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2.勝どき橋ものがたり

跳開できる可動橋として作られた勝どき橋ですが、現在では動力機器への送電も止められ、可動部もロックされているため、跳開することはできないようです。

再可動させたいという市民運動などがたまにあるようですが、復旧には約10億円ぐらいの費用が必要らしく、「こち亀」以外では実現されることはないのでしょうねぇ。

「勝どき」という名前の由来は「日露戦争」での勝利から来ているようで、日露戦争における旅順陥落祝勝記念として設置された「勝鬨の渡し」が、架橋以前には築地と月島とをつないでいました。

勝どき橋の着工は1933年で竣工は1940年。当時は隅田川を航行する船舶が多く、3,000トン級の船舶が航行することを視野に入れた橋だったようです。

橋のたもとに「かちどき橋の資料館」というのがあり、勝鬨橋の跳ね上げの仕組みや写真のような模型(跳ね上げができる!)が展示されています。かちどき橋の駆動方法が説明された動画もあり、これは理系おやじ必見かも♪

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3.西側の築地市場で晩酌の肴を探す

確かに良いものが売られているんだろうけど、 プロレタリアートのボクにとっては、結構「お高め」の感は否めないですが・・・。見ているだけでもワクワクしてくるのも事実ですねぇ♪

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4.波除神社で遊ぶ

4代将軍家綱の頃、困難を極めた築地埋め立て工事の際に、 海面に光り輝く稲荷大神のご神体が現れ、この神社に祀ったところ、 工事が無事に進んだという伝説が残っているようです。 稲荷大神に『波除』の尊称を奉り、雲を従える『龍』、 風を従える『虎』、一声で万物を威伏させる『獅子』 の巨大な頭が数体奉納されています。

見るだけで楽しくなる「巨大獅子の頭」。しかも赤いほうの獅子の宝珠の内には「紫水晶を抱いた市杵島姫命(弁財天)」 の御神像が納められているという嬉しい伝説付き♪

卵を祀る塚があるのも築地ならでは。その他にも昆布などの海産物を祀る塚がたくさんあります♪

あの「牛丼」の吉野家の塚です。吉野家の第一号は築地店だってことはちょっと有名ですが、塚まであるってこと知ってました♪

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5.東側で「月島らしさ」を探してみる

水門の向こうが隅田川。ボクのイメージする月島らしい風景その1

もんじゃストリートの風景。一般的な月島らしい風景かな。

これぞ月島! こういう路地が多いことが月島の一番の魅力だ。

もんじゃストリートに温泉(ま、銭湯かな)がある! 何処にあるかは探してみて♪

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6.月島で昼間からほろ酔う

散歩の〆に「もんじゃ以外」というテーマで呑処を探していると、『月島レバーフライ』の看板が目に飛び込んできました。

「もんじゃ以外にも『レバーフライ』というご当地グルメがあるのか」と、入ったのがこのお店。

2間ほどの間口で、店内も4人も入れば満員という感じのお店ですが、マスターの愛情がこれでもかと散りばめられた空間でした♪ (探してみて!)

焼酎のハイボールとレバーフライの辛みそをオーダーしましたが、良い天気で喉が渇いていたので、レバーフライが来た時には既に一杯目は空に♪

二杯目のレモンハイ(実は面白いネーミングがあります)や三杯目のジンジャーハイボール(これもネーミングがあるのです)も、かなり本格的な味でしたし、まろやかでコクがあるレバーフライは、確かに絶品でした。

「月島=もんじゃ」の図式に飽きた方には是非お勧めの『レバーフライ』。ボクより若いけど世間的には「おじさんの域」にあるマスターが子供のころからある料理らしく、もんじゃストリートができる以前から月島のソウルフードだったらしいですよ。

店を出てもまだ空は明るく、青空の下を帰路につきましたが、いやー、こういうのって最高ですよ♪